昨日2日、京都は南座の
京の年中行事 當る寅歳
吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
が初日を迎えました。
特別な京都の顔見世の幕が今年も開きましたね…年の暮れを感じます。
近ごろはオミクロン株なるもので世界がざわめいていますが、どうか「意外と影響が少なくて済んだ」という結果になってほしいと祈っています。
藤十郎さんの三回忌追善
今年の顔見世興行は、第一部で坂田藤十郎さんの三回忌追善狂言として「晒三番叟」「曽根崎心中」が上演されます。
今回の「曽根崎心中」の徳兵衛とお初のカップルは、ご子息の鴈治郎さんと扇雀さんがお勤めです。藤十郎さんのお初、本当に可愛らしかったですね…。お二人がご出演の「徹子の部屋」は来週の月曜日までTVerで配信されていますので、ぜひにとおすすめいたします。
藤十郎さんが亡くなられたのは2020年ですので、早くも追善とのことに寂しさが募り、藤十郎さんのおもかげが思い出されます。思えばついこの間まで藤十郎さんのお芝居を肉眼で拝見できる状況にあったというのは、なんて幸せなことだったのかと改めて思わされました。
昨年に引き続き顔見世が行われるのは本当に喜ばしいことですが、ニュース画像で拝見した今年のまねきに藤十郎さんと秀太郎さんのお名前がないことが寂しくてたまらず、改めてショックを受けています。
なんだかもう本当につらいことが続いていますね…くじけそうになります。後ろ向きな発言ばかりで申し訳ございません。来年こそはどうか皆様お元気でいらしてほしいと願わずにいられません。
公演の詳細
今年の顔見世は現在のところまだチケットが購入できるようです!お求めの方は早めのチェックをおすすめいたします。