本日、歌舞伎座にて四月大歌舞伎の幕が開きました！おめでとうございます！
二年前の春の静けさを思うと、今月も全ての部の幕が開いたことを本当にうれしく思います。千穐楽まですべての部で無事に上演が続きますように。
国際情勢などのさまざまなニュースに埋もれ気味ですが、新型コロナウイルスについてはまだまだ警戒せねばならないようです。このすえひろも感染対策と体調管理に充分気を付けて劇場へ出かけたいと思います。みなさまも何卒ご自愛くださいませ。
ニザ玉のぢいさんばあさんに歓喜
今月の歌舞伎座は、現代人にも感情移入がしやすくわかりやすいドラマチックな作品が並んでいて、初めて歌舞伎をご覧になる方にもおすすめです！
このすえひろは特に第三部「ぢいさんばあさん」を心の底から楽しみにしております…！仁左衛門さんの玉三郎さんのご共演の「ぢいさんばあさん」は大学時代、立て替え前の歌舞伎座で拝見しまして、たまらなく感動したのを覚えております。
こちらの予告編の動画の舞台ですね！
まるで昨日のことのように思い出されるのですが、あれからもう12年も経っていたとは衝撃です…。きっとまた見られるだろうと思ったまま、12年の年月が経ってしまったとは。
同じ演目はたびたび上演されていても、配役も同じ舞台となると、再びめぐり合うのはなかなか難しいことなのだなと実感させられます。再び拝見できるよろこびを噛みしめるとともに、今この目で見ることのできる舞台を一つ一つ大切にしたいと改めて思いました。
今月は第二部「荒川の佐吉」で幸四郎さんと白鵬さんがご共演になるのも楽しみです。がっつりのご共演というのは襲名興行以来ではなかったかなと記憶しています（違ったらすみません）。荒川の佐吉のような義理人情、男のロマンというようなドラマは、現代劇ではもうなかなか見ることができないだろうと思います。そういったドラマが芝居のうえだけでも残っていってほしいと願ってやみません。
そして今日は六月の歌舞伎座公演の内容が発表されましたね！
なんと六月も仁左衛門さんと玉三郎さんがご共演とのこと、しかも「与話情浮名横櫛」というアツさ、あまりのことで二度見してしまいました…！昨年の桜姫から夢が続いているのでしょうか…。
仁左衛門さんは先月の三月大歌舞伎を体調不良により一週間ほど休演なさっていましたので、嬉しい反面どうかご無理なさらないでいただきたいなあとハラハラしています。五月はどうかゆっくりとご静養いただきたいですね。
