歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【2022年5月 Rai BoC Hall.で上演予定】やさしい連獅子 まとめ

あさって10日(火)Rai BoC Hall.さいたま市民会館おおみや大ホールで上演されるRai BoC Hall. 杮落し歌舞伎公演

今回の演目「連獅子」は、歌舞伎舞踊の中でも特に有名な作品です。くまどりをした歌舞伎役者が長い毛をぶんぶんと振り回す姿は、歌舞伎をご覧になったことのない方でもご存知のことと思います。

「連獅子」は親子の情愛を描いた舞踊であるため、襲名披露などのおめでたい公演においての親子共演という形式が多いのですが、今回は鴈治郎さんと愛之助さんというベテラン同士の共演で、なかなか珍しい舞台です。

近年上演頻度が高く、過去にお話したものがいくつかございますので、ここにひとつまとめてみます。予習のお役に立てれば幸いです。

連獅子とは

連獅子(れんじし)は、1872年に東京の村山座で初演された演目。幕末から明治にかけて活躍した名作者河竹黙阿弥の、明治時代の作品です。

赤と白の長い毛をぶんぶんと振り回すようすが非常に有名で、歌舞伎といえば外国の方でもこのようすを思い浮かべるのではないかと思われます。

「獅子の子落とし」の伝説をもとに作られている作品のため、襲名披露などの場面において親子でお勤めになることが多く、近年もかなり高い頻度で上演されています。

ざっくりと内容をつかむ

まずは内容をおおまかに3ブロックでご紹介したのがこちらの回です。

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詞章と内容

3ブロックそれぞれの内容と特徴的な詞章をご紹介したのがこちらの回です。

詞章が聞き取れますとより舞踊の世界を楽しめるのではないかと思います!

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清涼山の石橋伝説から

「獅子」と聞きますと、やはり思い浮かべるのはライオンではないでしょうか。しかしながら、あの長い毛が表現しているのはネコ科のライオンのたてがみではありません。

ここでいう「獅子(しし)」というのは、中国清涼山の伝説上の生き物のことであります。獅子という生き物とあの長い毛についてお話したのがこちらの回です。

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公演の詳細

www.kabuki-bito.jp


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