歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【来たる13日】国立劇場令和4年7月歌舞伎鑑賞教室『紅葉狩』チケット一般発売!

来たる13日、7月の国立劇場 歌舞伎鑑賞教室のチケット一般発売が始まります!

歌舞伎鑑賞教室とは、初心者の方々や学生さんの団体向けに向けて毎年夏に国立劇場で開催されている公演です。解説プログラム「歌舞伎のみかた」があってわかりやすく、通常公演よりもリーズナブルな価格設定も魅力です。

7月の演目は「紅葉狩」。美しい紅葉の風景のなかにお姫様が現れたと思ったら、実は鬼だった!というスリリングな舞踊劇です。目に楽しい刺激がたくさんある演目ですので、初めての方やお子様、外国の方にもおすすめです。

また、7月の鑑賞教室には特別料金の親子割があります!対象年齢が18歳までと幅広く、お子様に歌舞伎をとお考えの方には大チャンスですのでぜひチェックなさってみてください。

公演の詳細

www.ntj.jac.go.jp

一般発売日

6月13日(月) 10:00~

国立劇場チケットセンター

会期・上演時間

2022年7月3日(日)~2022年7月27日(水)

11:00~12:45(予定)

14:30~16:15(予定)

社会人のための鑑賞教室(19時開演):8日(金)、20日(金)

外国人のための鑑賞教室:27(水)

休演:7日(木)、18日(月・祝)

チケット料金

1等席(1、2階) 4,500円
2等席(3階)   3,000円

学生料金

全席 1,800円

親子割(18歳以下のお子様)

親 1等席 2,500円  2等席 2,000円
子(18歳以下)全席1,500円

みどころ

7月の歌舞伎鑑賞教室の演目は「紅葉狩

信州戸隠山での平維茂の鬼女退治伝説を描いた舞踊劇です。題材は厳かな能なのですが、歌舞伎らしいド派手さ、華やかさにあふれたショー要素が強いです。紅葉の景色の大道具、きらびやかな衣装、そしてくまどり、鬼といった視覚の刺激が強いので、お子様や外国の方も理屈抜きで楽しめる演目ではないかと思います。

歌舞伎といえば江戸時代の物という印象が強いと思いますが、実は「紅葉狩」は明治時代の演目です。明治時代には、歌舞伎をとにかく豪華で、高尚なものにしようという動きがありました。そのため「紅葉狩」も豪華絢爛な舞台に仕上がっています。ひとくちに歌舞伎といっても、さまざまな時代ごとの味わいがあるということを感じられる演目です。

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