来たる9日(日)は、たった2公演のみ開催される
十三代目 市川團十郎白猿襲名披露記念 歌舞伎座特別公演のチケット一般発売日です!
歌舞伎界の一大イベントであります團十郎襲名がいよいよ幕を開けます…
この特別公演では、観世宗家の神歌、豪華な顔寄せ手打ち式、そして新團十郎弁慶を玉三郎さんの義経、仁左衛門さんの富樫が迎える破格の「勧進帳」が上演されるとあって、大きな注目を集めています。
すでに松竹歌舞伎会の先行が始まっていますが、連日数分で売り切れてしまう猛烈な争奪戦が展開しています。そのため一般発売は相当の激戦が予想されます。お求めの方はどうぞ万全の体制で臨まれてください…!!
公演の詳細
一般発売日
10月9日(日)10:00~
会期・上演時間
2022年10月31日(月)~11月1日(火)
17:00~
チケット料金
1等席(記念品付) 25,000円
2等席 18,000円
3階A席 8,000円
3階B席 6,000円
1階桟敷席(記念品付)27,000円
花道の横以外のすべての座席が販売対象。2階7列目は今回のみ2等の扱いです。
また一等席・一階桟敷席の記念品は当日劇場にて受け取りと発表されています。
たった2日間のプラチナ公演
市川團十郎の名跡は、「市川宗家」と呼ばれるように江戸歌舞伎を代表する格別の存在、まさに歌舞伎のシンボルであります。歌舞伎ファンばかりでなく、浮世絵がお好きな方、江戸時代そのものがお好きな方などにとっても、大変馴染み深いものではないでしょうか。
市川團十郎は、古く江戸時代にはある種の信仰まで集めるほどの破格のスターが背負ってきた名跡であり、その襲名披露ですので、それはそれはお祭りの如く特別な意味合いを持っています。2022年の現代において十三代目の團十郎が生まれる空間に身を置けること、歌舞伎好き浮世絵好き江戸好きとしては興奮を禁じ得ない出来事です。
そんな襲名披露を記念して行われる今回の特別公演では、能の観世流宗家による神歌の披露、そして芝居の世界の吉例「顔寄せ手打ち式」が行われます。
「顔寄せ手打ち式」とは、紋付姿の歌舞伎役者の方々や舞台関係者の方々がズラリと舞台の上に並び、手締めを行う行事のことです。
歌舞伎座さよなら公演や新開場の杮落としなどでも行われましたので、ニュース等でご覧になった方もおいでかと思います。これは我々一般の観客はなかなか見ることができるものではありませんので大変に貴重な機会です。
さらに多くの方が注目されている目玉は、なんといっても新團十郎の弁慶による「勧進帳」であります。ご共演になるのが仁左衛門さんの富樫に玉三郎さんの義経という、目を疑うような豪華な配役です。生きているうちにこんな勧進帳が見られるのかと震えております。
これはコロナで延期になる前の襲名披露興行で予定されていた通りの配役でもありますね。コロナがなければ一カ月間この配役で拝見できたのかと思うと何とも無念ではありますが、実現すら叶わぬことも充分に想定されるなか、2日間のみでも実現するということは本当にありがたいことです…!
ご覧になれない方も数多く、大変に貴重な機会でもありますので、どうか映像に残していただきたいですね。テレビ放送やシネマ歌舞伎などで広く素晴らしさを知らしめ、後世の宝としていただけるよう切に願っております。
このすえひろも先行販売でできる限りの執念を燃やし尽くしまして、無事チケットを入手することができました。みなさまのご武運をお祈りしております!