早いもので十月も今日でおわり…
今月は国立劇場で上演された菊之助さんによる「義経千本桜」が思い出深く、一生忘れられない舞台になりそうです。歌舞伎を見ているなかで悲しい出来事、失われゆくものがたくさんあり、十年、二十年先も歌舞伎を好きでいられるのだろうかと心が折れそうになることも正直あるのですが、一筋の希望を感じました。
さらに今月は「スーパー歌舞伎Ⅱ 鬼滅の刃」が2024年に上演されるとの情報がもたらされましたね!
原作ファンとして大変うれしく楽しみではあるのですが、このすえひろが勝手に妄想していた勘九郎さん妓夫太郎に七之助さん堕姫の「新作歌舞伎 鬼滅の刃 遊郭編」は拝見できなそうで少ししょんぼりしております。。古典演出でがっつりと昼夜通しで妄想しておりましたので、せめて夢で見たいと思います。
特別公演に
本日は歌舞伎座で「十三代目 市川團十郎白猿襲名披露記念 歌舞伎座特別公演」を拝見してまいりました。
今日はもう遅いので改めてお話いたしますが、本当に素晴らしい非日常体験、夢の時間でした…
歌舞伎ファンとなり、この上ない大名跡である團十郎襲名に立ち会うことができるというのは、本当に幸せなことだと実感した次第です。
これから磨き上げられていく芸、迎えいれる円熟の芸、それらがひととき共鳴し合う時間の豊かさ。芝居の彩りというのはこれほどまでに人生を鮮やかにしてくださるのかと改めてその力を実感しました。明日もありますので、しっかりと目に焼き付けてまいります。
来月はどんな芝居が待っているのでしょうか。
楽しみに今夜は休みたいと思います。おやすみなさいませ。