歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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團十郎襲名の口上をオンライン生配信で見られる時代…!

今日の東京は久方ぶりのくもり空でしたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

昨日に引き続き本日もまいりました歌舞伎座の特別公演についてですが、あまりの素晴らしさにちょっと胸がいっぱいで一時的にあらゆる記憶が吹き飛んでいますので、詳しい内容は後日改めてお話いたします。

 

ひとまず歌舞伎座玄関はこのような具合でした。三升の幕に架け替えられ、提灯も特別仕様、窓にも鳳凰丸と三升というにぎにぎしさであります。慣れ親しんだ歌舞伎座、こんな光景は初めてです。

直線のかたまりである三升の紋は、唐破風を中心とした曲線デザインの中にビシッと映える、カッコいい紋だなぁとつくづく思いました。いい紋ですよね…。舞台の上の成田屋を見る観客の視線の集中が表現されているようでたまりません。

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口上のオンライン配信

それはさておき十三代目市川團十郎白猿 襲名披露初日の口上がオンラインで生配信されるそうですね…!!!初めて手打ち式を拝見して歌舞伎役者の方々がびっしりとひしめいているさまに高揚し、初日の口上をどうしても拝見したい気持ちが高まっておりましたので願ったり叶ったりであります。

www.kabuki-bito.jp

コロナ禍により延期されてしまった襲名披露ですが、コロナ禍を経験したからこそ配信が普及し歌舞伎界にも定着した結果、こうして口上を生配信にて拝見できるわけですね。全世界の人々が同時に口上を見ることができるなんて、代々の團十郎が知ったら腰を抜かすのではないでしょうか。あるいは、うらやましがるかもしれませんね。


そして、来年の四月に仁左衛門さん玉三郎さんによる「与話情浮名横櫛」が上演されることが決まったそうですね…!!!!!!歓喜しております!!!きっと上演してくださるものと信じておりましたが、こんなに早く、しかも十周年記念の「鳳凰祭」にて拝見できるとは思いませんでした。。

2日間歌舞伎座の客席で全力投球しているあいだに、さまざまなニュースがあり浦島太郎の気分ですが、早くも気持ちは春に向かっております。仁左衛門さんの帯状疱疹も快方に向かわれたものと思われ、本当に喜ばしく思います。来年も芝居に忙しい一年になりそうです!

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