本日29日より、大阪松竹座のお正月公演
大阪松竹座開場100周年記念 坂東玉三郎×鼓童 初春特別公演 幽玄のチケット一般発売が始まっています!
近ごろ玉三郎さんは、全国で頻繁に特別公演を開催なさっています。10月は名古屋の御園座、11月・12月は歌舞伎座にご出演ですから、実に4カ月連続で舞台に立たれていることになりますね!
お正月の松竹座は長年タッグを組まれている太鼓芸能集団 鼓童との共演とあって、普段の歌舞伎公演とは違った味わいを堪能できるのではないかと思います。チケットは早めのチェックをおすすめいたします!
公演の詳細
一般発売日
2022年11月29日(火)10:00~
会期・上演時間
2023年1月5日(木)~28日(土)
14:00~
休演:12日(木)、20日(金)
チケット料金
A席 18,000円
B席 10,000円
C席 6,000円
みどころ
今回の公演は、大阪松竹座の100周年を記念する1年間の幕開けとなる記念すべきものです!
上演される『幽玄』は、能の代表的な演目「羽衣」「石橋」「道成寺」を題材とした舞踊作品です。過去に全国各地及び歌舞伎座でも上演された作品で、独特の世界観に圧倒されます。それぞれについて簡単にご紹介いたします。
羽衣
三保の松原の羽衣伝説。天女の羽衣を見つけた漁師が、お宝にするためにそれを持ち帰ろうとすると、天女から返してほしいと頼まれます。漁師がこれを断ると、天に帰れないと悲しむ天女。人の良い漁師は天女がかわいそうになり、羽衣を返す代わりに、舞を見せてもらうことにするのでした。
石橋
中国清涼山にいるという文殊菩薩の霊獣・獅子の伝説。そこには深い谷があり、石の橋がかかっています。しかしそれはあまりにも狭く、そして長く、とても人が渡れるようなものではありません。唐天竺をめぐるお坊さんがそこを訪れると、橋の向こうから獅子が現れ、咲き誇る牡丹の花と戯れるのでした。
道成寺
紀州道成寺に伝わる安珍清姫の伝説。釣鐘の供養をしている最中に、ある白拍子が乗り込んできます。実はこの白拍子、かつて毎年訪れていた旅の僧に想いを寄せ、一方的に「裏切られた」と思い込んだ挙句に蛇と化し、釣鐘に逃げ込んだ旅の僧を恨みの炎で焼き尽くしてしまった女の化身だったのです。
すべて「伝説」ですから、文字通り現実離れした朧げな夢の世界が展開します。玉三郎さんの美しさ、鼓童の方々の躍動によって、まさに夢見心地の体験ができるはずです。普段の歌舞伎の舞台ではなかなか味わえない趣向ですので、お近くの方は必見です!