来たる13日、国立劇場 令和5年初春歌舞伎公演『通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-』のチケット一般発売が始まります!
毎年のお馴染みである国立劇場のお正月、菊五郎劇団の公演です。国立劇場は来年の秋に閉場されますので、第一期国立劇場でのお正月はこれが最後ですね。なにやら寂しく思います。事業者公募で全応募者が辞退という報にも大変心配しております。素敵な建物ですから、補修して長く使用するという選択肢はないのでしょうか…。良い方角へ向かうことを祈っています。
何はともあれ、人気のお正月公演です。チケットは早めのチェックをおすすめいたします!
公演の詳細
発売
12月13日(火) 10:00~
会期・上演時間
2023年1月3日(火)~2023年1月27日(金)
12:00~
13日(金)は16:30~
休演:11日(水)・19日(木)
チケット料金
1等席 12,000円(学割8400円)
2等席 8,000円(学割5600円)
3等席 3,500円(学割2500円)
みどころ
通し狂言 遠山桜天保日記は、いわゆる「遠山の金さん」として良く知られている江戸の名奉行・遠山金四郎が登場する痛快な物語のようです。サブタイトルに「歌舞伎の恩人」とあるのは、天保の改革で窮地に陥った芝居町を助けたという功績があるためです。
2008年の上演以来の上演であり、このすえひろも初めて拝見するお芝居です。お正月の公演は例年、難しいことを考えずにのんびりと楽しめるエンタメ性の高いお芝居が上演されており、時事ネタを交えた笑いなども趣向の一つになっていますので、初めての方にも安心です。
また、1月公演から国立劇場でも指定の方による大向うが試行されるとのこと!これは吉報ですね!!歌舞伎座では一足先に再開されている大向う。歌舞伎を見ている実感が蘇ったと申しますか、歌舞伎の劇場空間独特の一体感を味わう醍醐味を感じています。国立劇場でも一般の方がかけることは出来ませんので、何卒ご注意ください。
またお正月公演は日程によって獅子舞や曲芸などお正月ならではの催し物があります!手拭いまきが再開されるというのもうれしいですね。手拭いまきは、舞台上の役者さんが客席に手拭いをスローインするものです。例年彦三郎さんの飛距離が見事で、歓声が上がっていました。こちらもこれで最後ですので、ぜひにとおすすめいたします。