来たる22日、福岡の博多座で6月に開催される 六月博多座大歌舞伎のチケット一般発売が始まります!
今回は雀右衛門さん、菊之助さん、愛之助さん、鴈治郎さんといったお顔触れで、名作演目が揃っています。公演期間が2週間と少ししかありませんので、チケットは早めのチェックをおすすめいたします!
今回は実に4年ぶりとなる「船乗り込み」も予定されていて、博多の町がにぎわいそうですね。またじわじわと感染者数が増えていますけれども、すべての日程で無事に公演が行われるよう切に願っております。
公演の詳細
一般発売日
2022年4月22日(土)10:00
博多座公演はチケットweb松竹での取り扱いがありません。購入前に博多座オンラインチケットの使い勝手を一度ご確認なさるのをおすすめいたします!
会期・上演時間
2023年6月3日(土)~19日(月)
昼の部 11:00~
夜の部 15:30~
休演:12日(月)
チケット料金
A席 16,000円
特B席 12,000円
B席 9,000円
C席 5,500円
みどころ
博多座の6月公演は、例年同様に名作ぞろいのボリュームある狂言立てとなっています。どちらの部も見どころに溢れていて、初めての方にもぜひにとおすすめしたい公演です。昼の部・夜の部の軸となるお芝居について、それぞれ簡単にご紹介いたします。
昼の部「人情噺文七元結」は、落語の名作・文七元結をもとにしたお芝居で、胸にあたたかく沁み入るような人情噺です。大の博奕好きで身を持ち崩し、奥さんにも娘さんにも大変な苦労をかけている文七という男が主人公。娘の真心にふれ、ようやく性根を入れ替えたというところ、ひょんなことから人助けをすることになって云々…という内容であります。
今回は菊之助さんが文七を、雀右衛門さんが女房お辰をお勤めになります。文七はお父様の菊五郎さんが得意とされる役ですので、菊之助さんがこの先どのようにお勤めになっていくのか楽しみです。
夜の部「夏祭浪花鑑」は、大坂の人形浄瑠璃をルーツとする義太夫狂言というジャンルの名作として知られています。ケンカで刑務所に入り出所したばかりという、血気盛んな団七という男が主人公。団七はの恩人への仁義のため、銭ゲバの舅を思わず殺してしまって云々…という内容です。
まるで青年誌の漫画のような世界観で、和彫りの肉体が泥まみれになる殺しのシーンが見どころなんですね。カッコいいです。大変わかりやすく、また刺激的なので、歌舞伎は難しいのでは…と思っていらっしゃる方にもおすすめの演目です。
今回は愛之助さんが団七を、義兄弟の一寸徳兵衛を菊之助さんがお勤めになります。記憶違いかもしれませんが意外とご共演のイメージがないように思うお二人なので、どのような舞台になるのかとても興味深く思います!