本日27日は歌舞伎座で上演されていた團菊祭五月大歌舞伎の千穐楽でしたね!おめでとうございます!
※写真は過去のものです
團菊祭
今年の團菊祭は十三代目團十郎さんの襲名後初めての開催で、まさにその名の通りの團菊祭でした。当代の菊五郎さんと團十郎さんが同じ演目にご出演になるという、浮世絵好きとしては興奮必至の機会です。左團次さんがいらっしゃらないことは本当に残念で寂しいですね…
今月は眞秀さんの初舞台ということもあってか、特に昼の部が大いににぎわっていてうれしかったです!大名跡の並ぶ豪華な初舞台、そのなかでも眞秀さんは全く臆するようすの見えない見事な役者ぶりでした。将来のご活躍が本当に楽しみですね。
また團十郎さんの「若き日の信長」は十二代目團十郎十年祭と冠した上演で、十二代目の團十郎さんのおもかげを色々と思い出しながら拝見し、懐かしい思いでいっぱいになりました。あれから十年も経ってしまうのかと思うと。年月が経ってもご不在の寂しさというのは埋まらないものなのですね。
劇場は空いていても混んでいても楽しい場所ですが、やはりたくさんの方が来場されていると、より一層のよろこびがあるなと思います。言葉を交わさずとも、楽しい時間を共有できたような感じがするのでしょうか。
今月は夜の部の「達陀」が特におもしろく印象深かったので、夜の部の客席ももっとにぎわっていたらよかったのですが。とにかく多くの方に見ていただきたい、そうでないともったいない、と感じるような舞台に出会うことができてしあわせでした。
みなさまはもう初鰹を召し上がりましたか?このすえひろはまだなのですが、髪結新三を見てからというものどうも食べたくなってしまいうずうずしています。