歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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本日初日!南座 歌舞伎鑑賞教室 2024年5月

本日11日より、京都は祇園四条の南座で南座 歌舞伎鑑賞教室が初日を迎えました!

南座の歌舞伎鑑賞教室は、初心者の方や学生の方に向けて解説付きで上演される歌舞伎公演です。

それだけでなく、京都旅行での新たな体験を探している方や、南座そのものに興味をお持ちの方にも大変おすすめしたい公演です。南座のチケットは比較的高価ですので、全席3500円というのは破格中の破格です!南座は建築としてもとても美しく、一歩足を踏み入れるだけでも別世界の気分を味わうことができますので、ぜひにとおすすめいたします。

チケットはまだ購入可能ですので、ご興味をお持ちの方はぜひチェックなさってみてください!

公演の詳細

www.kabuki-bito.jp

上演演目「京人形」について

今回の南座 歌舞伎鑑賞教室の演目は舞踊劇「京人形」です。

簡単にご説明いたしますと、ある彫刻の名人が作った美女の人形が、突然魂を吹き込まれたかのように動き出す…という大変ファンタジックな内容であります。

彫刻の名人というのは、日光東照宮の眠り猫を彫ったとされる左甚五郎。制作していた美しい傾城の人形が完成したので、今日はそれを眺めながら一杯やろうかな…というシーンです。

そんな中で突如美女の人形が動き出すのですが、作者の左甚五郎の魂が入ってしまっているのか、動きがどうにも武骨です。せっかくなのに、自分と飲んでいるようではあんまり楽しくないな…という状況。果たして左甚五郎はどうするのか?というのがお楽しみであります。

性別の違い、ヒトとヒト以外の違いをみるみるうちに演じ分けてしまうのも、歌舞伎役者のすごいところではないかと思います。チケットのチェックはお早めに!

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