昨日2日、歌舞伎座にて六月の歌舞伎公演
六月大歌舞伎の幕が開きました!
今月は初代中村萬壽・六代目中村時蔵 襲名披露と初代中村陽喜・初代中村夏幹初舞台の演目が並んだお祝いの公演です。襲名披露の公演は今しかない特別なものですので、ご興味をお持ちの方にはぜひにとおすすめいたします。
また、今回の公演は古典の名作演目に加えて30分程度の見やすい幕もあり、初めてご覧になる方にも大変おすすめです。
なんといっても妹背山婦女庭訓が必見です
六月大歌舞伎は、昼夜共に襲名披露狂言・初舞台の演目が並んでお祝いムードです。客席から見える華やかな祝い幕なども必見ですので、ぜひ歌舞伎座へお運びください。
一幕見席の利用を検討されている方、どの幕にしようかお悩みの方もおいでのことと思います。下記の回でそれぞれの演目についてお話しておりますので、演目選びの参考になれば幸いです。
なかでもおすすめなのは、六代目中村時蔵 襲名披露狂言として上演されている昼の部「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」です!
こちらは本当に必見の一幕ですので、ぜひにとおすすめいたします。新時蔵さんはお若いながら素晴らしく信頼のおける古典歌舞伎の担い手で、今後の30年、40年がとにかく楽しみなお方です。時蔵としての最初の一歩は見逃せません。演目の内容としても、古典の名作、さらに女形の名作としてよく知られたものですので、今後の芝居見物のお役に立つことは請け合いであります。
八月の演目と配役も発表されていますね。
納涼歌舞伎は例年若手花形の方々による公演とはいえ、今年は随分とお若い配役だなあと驚いております!若い世代の方々のご活躍はもちろんのこと、扇雀さんや彌十郎さんはじめ大人の世代の方々が重みある存在感を発揮してくださることを楽しみにしております。