本日1日、歌舞伎座にて七月の歌舞伎公演
七月大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
今月は昼夜共に、古典演目の新解釈を行う華やかな作品が上演されます。昼の部では團十郎さん、夜の部では幸四郎さんが中心となり、若手の花形の方々はもちろん、白鸚さんや梅玉さんといった重鎮の方々も揃っている豪華な配役です。
客席の上を飛ぶ「宙乗り」の演出もあります
今月は昼夜共にテレビなどでご活躍の役者さんが多くご出演ですので、歌舞伎を初めてご覧になる方にも大変おすすめです。歌舞伎を一度見てみたいけれども、歌舞伎の世界が何やら遠くに感じるという方も多いのではないでしょうか。そういった場合、舞台のうえに見たことのあるお顔があるだけでもかなり安心できますし、情報が入ってきやすくなります。
前日予約が可能な一幕見席の利用を検討されている方や、どちらの部を見ようかお悩みの方もおいでのことと思います。下記の回でそれぞれの演目についてお話しておりますので、演目選びの参考になれば幸いです。
九月の秀山祭の演目と配役も発表されていますね!
もうこんな時期なのですね…。例年の体感として、秀山祭から京都の顔見世まではほぼ無意識の速さで過ぎ去りますので、戦々恐々としております。
特に驚いたのは、夜の部の「妹背山婦女庭訓 吉野川」です!
吉野川は上演頻度が低く、昨年の国立劇場閉場での上演からしばらく見られないのではないかと案じておりましたので、玉三郎さんの定高が再び拝見できるというのは願ってもみないことでした。
玉三郎さんの定高は2016年の吉右衛門さんの大判事での上演で拝見して以来で、まさに秀山祭のためにお勤めになるのだろうということがわかります。玉三郎さんの思いを、客席でしかと受け取ります。