歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

広告

本日千穐楽・第三十四回 四国こんぴら歌舞伎大芝居

香川県は琴平の旧金毘羅大芝居(金丸座)で開催された

第三十四回 四国こんぴら歌舞伎大芝居

八代目中村芝翫 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 襲名披露 f:id:suehirochan:20170423234305j:plain

※写真は過去の金丸座です

 

本日22日は千穐楽でした!

\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/

 

有志の方々の人力によって上演されているこんぴら歌舞伎。

大きな事故もなく、貴重な木造の芝居小屋が焼けてしまうこともなく、

今年も無事に千穐楽の日となったことがうれしく

また金丸座に出かける日を東京の地から夢見ております。

 

舞台写真のある記事はないかなと探しておりましたら

こちらの朝日新聞デジタルに行き当たりました!

www.asahi.com

芝翫さんの魚屋宗五郎のショットは特に素晴らしく、

迫力に圧倒されているお客さんたちの表情にこちらまでワクワクしてしまいます!

この迫力はやはり芝居小屋ならではのもの。

歌舞伎座をはじめ西洋演劇の影響下にある劇場では

なかなか味わえないものだと思います。

 

それだけでなく現在の歌舞伎座の舞台は非常に横幅が広く設計されており、

そのおかげで芝居の空間もぐんと広がっています。

対して金丸座などの芝居小屋では

江戸時代から近代当時に想定されていた芝居のスケール感をそのままに体感できるわけで、

現代においては本当に貴重な体験だと思います。

特に世話物などは格別ではないでしょうか。

魚屋宗五郎はこのすえひろも大好きな演目ですので、うらやましい限りです(n´v`n)

 

余談ですがこちらの記事で

梅玉さんが「琴平電鉄に途中まで乗って引き返す」という

ほのぼのとした趣味をお持ちなことがわかりニヤニヤしてしまいました。

www.nikkansports.com

 

おそらく、来年のこんぴら歌舞伎は高麗屋襲名披露でしょうか。

どなたがご一緒されるのか、またどんな演目が選ばれるのか、

1月・4月・7月と続いている襲名披露の「勧進帳」はこんぴらでも上演されるのか、

いまからいろいろと思い描き楽しみにしております!

Copyright © 2013 SuehiroYoshikawa  All Rights Reserved.