歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。 歌舞伎歴10年の20代。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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夜の部を見てきました 2018年7月

ただいま歌舞伎座で上演中の七月大歌舞伎

メディアでも大いに話題になっているこの公演の

夜の部をさっそく拝見してまいりました。

勸玄くんは愛らしさもさることながら堂々とした役者ぶりで、

今後のご活躍への期待が高まります!

 

楽しみになさっている方も大勢おいでのことと思いますので、

なるべく詳細にはお話しないように努めますが、

どうぞこの先をお読みになるのは自己判断でお願いいたします。

 

 

夜の部 源氏物語を見て

夜の部「源氏物語」は歌舞伎とオペラ・能楽が融合した舞台。

映像技術も取り入れられ絵巻物の中にいるかのような体験でした。

 

能には疎いこのすえひろにとって、今回大きな発見だったのは、

能の怨霊の迫力が最新鋭の映像技術をはるかに凌駕していたことです。

 

強い感情表現があるわけでなく、謡もすべては聞き取れず、

感じられるのはただただ「気配」のみなのですが、

それでも歌舞伎座じゅうを圧倒してしまうような力がありました。

 

現代人が近年考え出した技術は、それがどんなにリアルであろうと

数百年かけて練り上げられた様式には到底及ばないのではと思います。

小手先のテクノロジーではとても太刀打ちできない、

伝統芸能への畏怖の念のようなものが一層強くなりました。

 

また、非常に興味深く思ったのは

歌舞伎の舞台では聞いたことのない独特の音階です。

以前お坊さんの音楽である声明でも聞いたことがあるように思いましたが

もしかして、庶民には聞くことのできなかったメロディというものがあったのでしょうか。

これはぜひとも調べてみたいです。

 

厳かな能楽を聞きながら、

松羽目物を作った歌舞伎役者たちに思いを馳せておりましたが、

そんな中で太棹三味線のベベン…という音を聞いた時の、

何ともいえない高揚感。

まさしくエレキギターのような、ロックな音楽に聞こえました。

 

そして、海老蔵さんが圧倒的な華やかさでドドーンと登場した時のうれしさ!

おおおやはり歌舞伎が好きだ!!!と強く思いました。

 

とはいえ、なんだか能の世界にも興味が湧いてきました…!

今後、少しずつ世界を広げていきたいと思います!

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