先日、文楽公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」を見てまいりましたヽ(。>▽<。)ノ
仮名手本忠臣蔵の全段通しはとにかく盛りだくさんの内容。
舞台の上もめまぐるしく変化してゆきました!
参照:【文楽】仮名手本忠臣蔵全段通しという名のスパルタ修行 - 歌舞伎ちゃん 二段目
今回も先輩のありがたいご縁で舞台裏に入れていただき、お話を伺いながら少し写真を取らせていただくことができました。
案内してくださったのは前回に引き続き、人形の吉田玉佳さんです!今回の忠臣蔵では大星力弥の主遣いをなさっていました。
長い公演の中のわずかな休憩時間、演者の方々にとって大変貴重な時間に見学をさせていただき、本当にありがたく思います。゚゚(´□`。)°゚。
五段目で運のいいのはシシばかり
まずはこちらの写真をご覧ください!
玉佳さんの手にあるのは、歌舞伎でもおなじみの五段目で乱入してくるイノシシです(*´艸`)
「五段目で運のいいのはシシばかり」という有名な文句彷彿とさせるような、なんとも呑気でかわいらしい顔をしていますよね。
六段目の駕籠
次はこちらを…
これはおそらく、六段目身売りの段でおかるが一文字屋へ売られてゆく際に乗っていた駕籠ではないかな?と思います!
この場所は薄暗くうまく撮影ができませんでしたが、
近くには高師直が加古川本蔵から賄賂を受け取った際に乗っていた立派な駕籠や、
切腹を終えた塩冶判官の遺体が乗せられていった駕籠らしきものも並んでおり、
まるで駐車場のようになっていて興奮しました。
どれも思っていたよりも大きく驚きましたΣ('0'o)
師直公のみしるし
そして最後はこちらをご覧ください!
小道具置き場のような場所にちょこんと置かれていた、師直の首です…!
やややΣ(・□・;)
と衝撃を受けたのはそのリアルさ。。
切り首を包んだ布の、喉元あたりの部分にしっかり血が滲んでいるのがお分かりいただけるでしょうか…?
文楽というのは形式だけ見ればお人形のお芝居なわけですが、そんなメルヘンな印象は全くありません。
こうしてみると小さなものですけれどもこの首一つ見んための四十七士。
細かな演出も納得の最重要小道具です…!
後ろに置かれているのは四段目で顔世御前が生けていた花籠です。結構大きなものだったのですね。
それでは今日はこのあたりにしまして、その2に続きます(人'v`*)
前回の舞台裏潜入レポートも、よろしければぜひご一読ください!
文楽9月公演「一谷嫩軍記」その二 舞台裏レポート! - 歌舞伎ちゃん 二段目