大阪は道頓堀の大阪松竹座では、年に数回歌舞伎公演が行われており、
地元の方だけでなく県外にお住まいの歌舞伎ファンの方も大勢集まります。
このすえひろも大阪を旅する機会が多くありますが、
旅といえば悩ましいのがおみやげものですね。
特に大阪松竹座の周囲は、グリコのネオンやくいだおれ太郎など
大阪の一大観光スポットとなっていることもあり
そのにぎにぎしい雰囲気を押し出したたのしげなおみやげどころがたくさんあります!
ひとたびお店に入れば阪神タイガースやくいだおれ太郎などの
とにかくド派手な柄のものであったり、
ギャグが盛り込まれた愉快なパッケージのもの、
タコ焼き味のスナックなどがまず目に飛び込んできて、
その大阪らしさに購買意欲をそそられてしまうわけです。
しかしながら、年上の方やご近所の方にもちょっとお渡しできるような、
少し落ち着いていて気の利いたおみやげはないものかいなあ…と
これまでいろいろと購入しては味見してまいりました。
このすえひろは色々とこだわりだすと細かい人間であり
なかなかピンとくるものが見つからなかったのですが
今回の遠征でついに
限りなく理想に近い品物と巡り合うことができましたので、
ひとつご紹介したいと思います!
さわやかに山椒が香る絶品の七味
それは…道頓堀今井の
極上七味(竹筒入り)です!
素敵な竹筒に入った七味唐辛子で、なんとお値段は648円!
この見た目の雰囲気ですと1000円以上はしそうなもの、
なかなかのお手頃価格ですね。
道頓堀今井とは、大阪松竹座の並びにある昭和21年創業のうどん店。
昆布とうるめ節・さば節を使用した今井のおだしは
関東ではまず味わえないような繊細な薄味です。
作り置きはしないというこだわりのおだしで味わうきつねうどんは絶品なのですが
その味をさらにぐぐっと引き立てるのがテーブルに置いてある極上七味なのであります。
実際うどんにかけてみますとなんとこれが赤くはなく緑色が強いのです。
それもそのはずで、唐辛子の辛みの前に、
山椒やゆずがふわっと香り立つ実にさわやかな風味!
成分は「唐辛子、胡麻、山椒、柚子、青のり、けしの実、しそ」とありますが、
特に山椒のクールな香りと辛みが強く感じられるように思います。
山椒ブームの近年、喜ばれるおみやげではないでしょうか!
このすえひろも自宅で使ってみましたところ、
めんつゆで使用するのはもったいないとさえ思う香り高さ。
白だしでうどんやにゅうめんを作ってこの極上七味をかけてみますと、
いつものうどんやそうめんが何倍もおいしく感じられました!
道頓堀今井は大阪松竹座から徒歩3分かかるかかからないかといったところ。
ラストオーダーは21時30分と遅く、夜の部の終演後でも入店でき、
道頓堀のど真ん中にありながら夜も落ち着いた雰囲気で食事ができる
歌舞伎ファンにとっては至れり尽くせりのお店です。
極上七味は小袋入り(なんと200円!)とともにレジ横で販売されています。
遠征は番付やポスターなど買い求めてなにかと大荷物になってしまいますから、
芝居後にすぐ食事でき、ついでにおみやげまで購入できる、
おまけに小さくて軽い…とオススメポイントがいくつもあります。
遠征の際にはぜひチェックなさってみてくださいませ!