本日は国立劇場で上演されていた11月歌舞伎公演
孤高勇士嬢景清 日向嶋の千穐楽でしたね!おめでとうございます!
このすえひろも先日拝見し圧倒されました…!
こうした重厚感たっぷりの渋い通し狂言に、どっぷり浸ることができるのも
国立劇場ならではの魅力かと思います。
先日感想をしたためた折、書くのをすっかり忘れてしまったのですが、
国立劇場の伝統芸能情報館1階にて開催されている企画展示
初代歌川豊国生誕250年記念「歌川豊国 ―歌川派の役者絵―」も拝見してきたのです。
こちらは芝居好きの方には、ぜひにとおすすめしたい充実の展覧会でありました!
作品は初代豊国が活躍した天明後期から文政初期のスターたちの姿が中心であります。
そのころのスターといえば、七代目市川團十郎や
「鼻高幸四郎」の愛称で知られる五代目松本幸四郎、
とにかくかわいらしかった女形として後世に名を残す五代目岩井半四郎といった錚々たる顔ぶれ。
お顔立ちに個性のある方々ばかりで、見ていて本当に楽しい展覧会でありました。
実は先月、この展示にちなみ国立劇場で開催された
第76回伝統芸能講座「歌川豊国ー江戸の役者に会いに行こうー」
(講師は藤沢市藤澤浮世絵館学芸員の兼松藍子先生)
の抽選に当選しまして、豊国作品における各役者の似顔のポイントや
それぞれのエピソードについて楽しく学びました。
そのお話を通じ、五代目幸四郎と五代目半四郎推しという思いをさらに深めたのですが、
展覧会では特に半四郎のたまらぬかわいらしさの作品ばかりが揃っており、
ぱっちりとした一重まぶたとすこししゃくれ気味の口元がとにかく愛らしく
まるでアイドルの生写真を見るようなウキウキとした思いがいたしました。
もちろん絵ですから半四郎の実際の姿は想像するしかないのですが、
絵であるからこそ、写真よりも本人の雰囲気に近づくということも
あるのではないかなあとも思われ、とにかくわくわくと心躍る思いがいたしました。
素晴らしい作品の数々が無料閲覧可というパラダイスですので、
12月公演・1月公演などでお出かけの際にはぜひお立ち寄りください!
会期:令和元年10月2日(水)~令和2年1月27日(月)