昨日のブログにて、新型コロナウイルスに対する
松竹主催公演の対応がまだ発表されていない…とお話してしまったばかりでしたが、
本日になって10日(日)までの公演の中止が発表されていました!
客席にも舞台の上にも高齢の方が多いジャンルであり大変心配しておりましたので、
ひとまず安心いたしました。一日も早く事態が収束に向かうよう願っております。
歌舞伎美人には最新情報が次々発表されていまして、
松竹直営の劇場とそうでない劇場で払い戻し方法などが異なるようです。
チケットホン松竹購入の劇場引き取り・劇場窓口購入・セブンイレブン店頭購入の場合は
払い戻し期間が3月31日(木)までですので、注意が必要であります。
また、この中止日程もあくまでも現状での判断であり、
状況によって更に引き延ばされてしまう可能性も充分あると思われます。
最新情報のこまめなチェックが必要なようですね。
国立劇場:3月15日(日)まで中止
歌舞伎座:3月2日(月)~3月10日(火)中止
明治座:3月2日(月)~10日(火)中止
南座:3月4日(水)~10日(火)中止
博多座:市川海老蔵特別公演 本日夜の部以降全て中止
安心したとはいうものの、芝居の幕が開かないというのは
こんなに心が寂しくなるものなのか…とうろたえております。。
特にこの3月はたくさんの劇場で公演がある忙しい月となる予定でしたし、
そのぶん楽しみもあり、寂しさひとしおといったところかと思います。
実はこのすえひろも、来月にはもりもりと芝居見物の予定を入れており、
そのうちのいくつかが払い戻しとなってしまいました…
お正月にはあちらこちらでのんきに芝居を楽しんで、
2020年も芝居の楽しい年になりそうだなあと良い気持ちになっていたのに、
たったひと月でこうも状況が変わってしまうのかとショックを受けています。。
日頃、芝居の日程と芝居の時間、そして芝居の楽しみで生きているものですから、
いきなり先が読めなくなりますと一体どうしてよいやらわからないのです。
三度の飯よりも好きな芝居は、平穏な世の中であればこそ楽しめるものであり、
決して当たり前のものではないのだな…と、平穏な日々のありがたみを実感しております。
こんなときだからこそ、勘九郎さんがいつかなにかの番組でおっしゃっていた、
役者はノアの箱舟には乗れないがノアの箱舟に乗る人を
楽しく健康に送り出してあげる仕事 という言葉が胸に沁みます。。
今月とりわけ楽しみにしていた
仁左衛門さんと吉右衛門さんの新薄雪物語と勘九郎さんと七之助さんの桜姫東文章…
後半日程でなんとか拝見できるといいなと切に願っております…!!
☆2020年2月27日22時時点の情報