昨日国立劇場の3月公演はすべて中止との悲報があり悲しみにくれていたばかりでしたが、本日になって歌舞伎座・南座・明治座でも全日程の公演中止が発表されてしまいました。
どうにもやりきれず、この気持ちをどう言葉にしたら良いのかという思いです…。
チケット入手方法により払い戻し方法が異なり、チケットweb松竹及び松竹歌舞伎会購入のチケットは特別の手続きは不要です。
チケットホン松竹での「劇場引き取り」
セブンイレブン「店頭購入」
劇場窓口での直接購入
の場合は、期間が決まっています。
2020年3月20日(日)~4月10日(金)と日程にゆとりがありませんので、なるべく早くにお出かけになることをおすすめいたします。
国立劇場:3月中の公演 すべて中止
歌舞伎座:三月大歌舞伎 全日程中止
明治座:三月花形歌舞伎 全日程中止
南座:スーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」 全日程中止
日々移り変わる世界のようすを見るにつけ、こうなってしまうであろうことは予想できていたはずでしたが、いざ現実になりますとどうにもならない喪失感に襲われます…。
楽しみがじわりじわりと消えていく体験をしたことで、数か月、数週間先の楽しみがあるということがいかに幸せで豊かなことであったか、歌舞伎の世界にどれほどの元気をいただき、日々の憂さを晴らしていただいてきたかを思い知りました。
観客の私たちには日常やるべき仕事があり、大切な楽しみ、生きがいのひとつとして歌舞伎の舞台を拝見しているわけですが、役者の方々と舞台を作り上げる方々にとっては先人から受け継いだものに命をかけて取り組まれている一日一日であって、
それを観客に見せることが叶わないのはどれほどご無念なことなのだろうかと想像しますと、発信なさっている謝罪の言葉などを目にして涙がこぼれそうです。謝らないでくださいとお返事して回りたいくらいです…
五月に予定されている、團十郎襲名興行の襲名披露狂言以外の演目と配役が気になって気になって気になってたまらないのは私だけではないはずであります。
近く発表があると良いですね…!先の楽しみを切望しています…!