本日、歌舞伎座にて十月大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
ようやく緊急事態宣言も開け、無事に公演もはじまりました。一気に元の生活に戻ることができるわけではありませんが、なにやら晴れやかな思いがします。
ついつい気が緩んでしまいそうですけれども、今後も引き続き劇場へ出かける際の体調管理と感染対策には十分注意してまいりましょう。皆様も何卒ご自愛くださいませ。
愉快で華やかな十月
今月の歌舞伎座は華やかな演目が並び、中には笑える演目もあり、初めての方にも大変おすすめです。
個人的に特におすすめしたいのは第三部です。「松竹梅湯島掛額」では、歌舞伎の中でも情念に満ちた屈指の名場面として知られる八百屋お七の「火の見櫓の場」を見ることができます。八百屋お七はざっくりといえば、好きな人に会いたい一心で火事の虚偽報告(及び放火)をして町の人々を困らせる、恋愛体質で激情型な女の子のお話です。
それでいて前の「吉祥院お土砂の場」は、大変コミカルで愉快な場面ですので、歌舞伎は難しいのではないかと不安に思われている方にはぴったりではないでしょうか。
また今日は十二月大歌舞伎の演目と配役も発表になりましたね!
大変華やかなお顔触れで暮れの歌舞伎座が賑わいそうです。第一部の猿之助さんの「伊達の十役」はチケット争奪戦になるのではないでしょうか…!第二部、勘九郎さんと菊之助さんの「ぢいさんばあさん」も熱いです…!www.kabuki-bito.jp