四月もはや後半というところですけれども、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
このすえひろはといえば、昨日の左團次さんの報を受けたかなしみがずっと続いていますが、目の前にある芝居を楽しんで生きていかねばとなんとか気を強く持っています。
毎月芝居に浮かれていると、歳月があっという間に飛び去っていくようです。皆様いつまでもお若くお元気と思っていても、時間は待ってくれないのだなとつくづく思います。今見ることのできる芝居を存分に味わい尽くしたいです。
それはさておき現在、歌舞伎座地下の木挽町広場にて、仁左衛門さんと玉三郎さんの過去舞台写真が大放出されているという一大事を聞きつけました。
「舞台写真特別展」なるイベントで、もちろん新品として購入可能です。まさに待ってましたという企画であり、興奮を禁じ得ません…
木挽町広場を通らない方やインターネットをお使いにならない方もいらっしゃるのですから、これはもっと大々的に宣伝して知らしめた方が良いと思うのですが…!
歌舞伎座へ出かけた際に拝見してきたところ、67枚ものお宝がずらりと並んでいて垂涎ものでした。担当者の方が亡くなられていていつの舞台なのかは定かでないそうですが、桜姫、助六、吉田屋などの定番から、男女道成寺などのレアなものまで揃っています。
全部入り4万200円というファンの行動を読まれたセットも販売されていまして、思考力を失っていたため迷いなく購入してまいりました。中古品で集める労力、再ゲットのチャンスの少なさを考えますと、十分な価値を感じました。
家族にもこれは単なる写真の束ではない旨、万が一わたしが突如この世を去ることがあれば必ずお好きな方の手に渡るよう計らってくれと申し伝えておきましたので安心です。
この勢いで、愛蔵版の写真集や秘蔵映像DVDボックスなどを販売していただけないかなあと願ってしまいます。いかがでしょうか。