早くも夏日を観測した地域が続出していますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
このような季節はまだ体がエアコンに慣れておらず、劇場などでは冷えすぎてしまうこともありますね。カーディガンなどの羽織物がまだ手放せないかと思います。何卒ご自愛くださいませ。
このすえひろはといえばつい昨日まで毛布を使っていたのですが、外してみたところ大変寝つきが良いことに気が付きました。自覚はなかったものの寝苦しかったようです。体調管理の難しい季節ですね。
二月の十八世中村勘三郎十三回忌追善公演から
それはさておき、あす26日(日)21:00からNHKEテレにて放送される「古典芸能への招待」で、二月の歌舞伎座・十八世中村勘三郎十三回忌追善公演で上演された「籠釣瓶花街酔醒」が上演されます!
「籠釣瓶花街酔醒」は、佐野の商人・次郎左衛門が吉原で花魁・八ッ橋の花魁道中を見て恋に落ちてしまったことから、二人の運命が狂っていくというスリリングなラブストーリーです。八ッ橋が苦しい胸の内を隠しながらきつく次郎左衛門を振る、愛想尽かしが眼目の演目です。
勘三郎さんが主役の佐野次郎左衛門を当たり役としていて、繰り返し繰り返しお勤めになっていました。放送の上演は勘九郎さんが、八ッ橋を七之助さんがそれぞれ初役でお勤めになった舞台です。勘三郎さんの上演の際と同様、仁左衛門さんが八ッ橋の間夫・繁山栄之丞をお勤めになっているのも追善上演ならではの見どころであります。
NHKEテレ「古典芸能への招待」は、毎月月末の日曜日に放送されている貴重な古典芸能番組です。主に歌舞伎、能、狂言などの古典芸能の舞台映像が放送されています。
これまで通りであればNHKの配信サービス「NHKプラス」や「NHKオンデマンド」などには対応していない可能性があります。リアルタイム視聴か録画機での録画をおすすめいたします。何卒お気をつけくださいませ。権利上の制約があるのではないかと思いますが、大変貴重な映像ばかりですのでぜひ配信などに対応いただきたいなと願っております!