こんばんは♪
今日からまた新しい一週間がはじまりました!
六月大歌舞伎も残すところあと一週間となりましたので、悔いのないよう過ごしてゆきましょう(人'v`*)
すえひろもこの週末は第一部と第二部のすし屋を見てまいりました!
すし屋に出てくるいがみの権太の妹・お里が大好きなので、猿之助さんのお里のかわいさにときめいてしまいました…(*´艸`)
なので今日は、お里ちゃんのお話をしたいと思います。
お話の流れ
いがみの権太の妹のお里は釣瓶鮨屋さんの娘です。
大好きな使用人の弥助さんと結婚できることになり大喜びしていたものの、彼は実はあの平維盛だったというとんでもない展開に。
おてんば娘のお里ちゃん
このお里という役の芝居は、五代目岩井半四郎によって今の形に確立されたと言われています。
”これからは「女房どものお里」と呼び捨てにしてくださいね”
と思い人の弥助さんに稽古をつけてあげるコミカルな件や、
邪魔をしてきたいがみの権太に向かって
”兄さんびびびびびぃー”
と言いながらツンとして引っ込んでゆく演出は、
この五代目岩井半四郎が得意としていた「おちゃっぴい」と呼ばれる、おませなおてんば娘の雰囲気が取り入れられているのだそうです。
江戸時代の歌舞伎では演目の内容よりも、役者を引き立てることの方に重きを置かれていました(´▽`)
まさかあっかんべーだとは
「びびびびびー」というのは現代人の私たちには意味不明なせりふですが、「あっかんべー」という意味なのだそうです。
とても可愛らしいのでぜひ流行らせてみたいものの、なかなか勇気が出ませんね( *´艸`)
結婚できるはずの弥助さんに早く寝ましょうよと誘う場面での、
”お月さんも、もう寝やしゃんしたわいな”というセリフも大好きです。
数年前の歌舞伎座で義経千本桜が通しで上演された際は孝太郎さんが上方式に
"お月さんもねねしてじゃえ〜(o´v`)ノ♡"
とおっしゃっていたように記憶しております。
これがもう本当にかわゆらしいことこの上なく……!!
一度使ってみたい言葉のひとつです(n´v`n)
お里ちゃんはおてんばながらも、チラホラと現れる乙女心がとても可愛らしく魅力的な女性で、
私にとっては歌舞伎に出てくる娘役の中で最も憧れているキャラクターです!
この可愛らしさももちろんなのですが、
状況をすばやく理解して自分の思いをスッと断ち切る慎ましさ、わきまえが本当に素敵だなぁと思います…(人'v`*)
それでは今日はこのあたりで、おやすみなさいませ♪