歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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一月をふりかえり… 【2017年】

早いもので一月も今日で終わり…
例年一月は歌舞伎座のみならず、国立劇場・新橋演舞場・浅草公会堂・大阪松竹座と5つの劇場で芝居のかかるたいへん賑やかな月です(人'v`*)

 

毎年慌ただしく劇場と劇場を走り回っているうちに過ぎ去ってしまう一月ですけれども、その年その年によってさまざまな味わいがありますね。
今年は東で右團次襲名披露、西で芝翫襲名披露というダブル襲名披露で、お祝いムードがシャンパンのごとくどっかんどっかんと噴き上げていましたヽ(。>▽<。)ノ


大阪松竹座には行けなかったのは残念でしたけれども、スーパー歌舞伎はじまりの地である新橋演舞場という特別な場所での右團次襲名披露の幕開けには目頭が熱くなりました。

新春浅草歌舞伎では切磋琢磨して年々立派になられてゆく皆さまの姿が青春漫画のように素敵でしたし、新橋演舞場・国立劇場はケレン満載、最終的には本物のピコ太郎さんまで登場してしまうという驚きの連続で、全体的に例年よりもポップで爽快なお正月だったなぁと思います。

 

お正月公演ではどこの芝居を最初に見るか思案するというのも、熱心な歌舞伎ファンの方々にとっての年末の楽しみのひとつかと思います(´▽`)
すえひろは一度迷い出すとなんやかやとまどろっこしくなってしまうたちなので、一年の初芝居は歌舞伎座でと決めております。
理由はさまざまありますけれどもなんといっても建物と空間がとにかく華やかですから、お正月のおめでたさが一層際立つように思われるのです。

 

そんなお話をしていたら、早くも来年の松本白鸚・松本幸四郎・市川染五郎襲名披露の初芝居が楽しみになってまいりました…(n´v`n)

先の芝居を楽しみにするうち一年はあっという間にすぎてしまいますが、いつもこうして先々の楽しみがあると、つらいことがあっても前向きでいられますね。
歌舞伎のかみさまに感謝しつつ、ひとまずは来月の芝居を楽しみに待ちたいと思います。

今年一年、おめでたいニュースしかない歌舞伎界でありますように!
すえひろも微力ながら願っております(人'v`*)

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