京都の冬の風物詩であります吉例顔見世興行
京都の顔見世といえばこのような南座の華やかな光景がその象徴となっていますが、
残念ながら現在耐震対策中で、南座での顔見世は昨年から行われていません(。´_`。)
昨年の顔見世は舞妓さんが使う先斗町歌舞練場で行われたことで話題になっていました。
先斗町歌舞練場はとても狭いので、迫力満点の芝居を間近で楽しむことができたようです。
今年の顔見世も歌舞練場なのかな…?と思っていましたが、
がらりと風情を変えてロームシアター京都なる劇場での開催が発表されています!
関東住まいのものでピンときませんでしたので、少し調べてみました。
ロームシアター京都
ロームシアター京都は、京都は岡崎の地にある劇場であります。
もとは「京都会館」なる建物であったようです。
1960年に誕生した京都会館は京都府内唯一の2000人規模のホールとして、京都の文化の殿堂という役割を担ってきました。
老朽化に伴い、ホールだけでなくカフェや書店、ロビーなどを備えた素敵な空間へと再開発され
2016年1月に「ロームシアター京都」として再出発したとのことです。
日本を代表する昭和のモダニズム建築である京都会館の風情を残しつつ、新たな劇場文化を生み出す空間づくりの工夫がなされています。
関西に残る昭和の建築物は本当に素晴らしいものが多いので、”建物の価値継承”という理念のもとに生まれ変わったという建物を眺めるだけでも楽しめそうです。
なんと、あの蔦屋書店も併設されています!
顔見世の際は早めに劇場に入り、本を読みながらゆったりと過ごすのも素敵ですね(n´v`n)
今年の顔見世興行が行われるメインホールの座席数は、2005席!
これは南座の約2倍であり、歌舞伎座よりも多い数でありますΣ('0'o)
詳しく調べたわけではありませんが、おそらく京都の吉例顔見世興行史上最大級の規模ではないでしょうか。
おそらく花道を設置する関係で座席数が少し減るのではと思いますが、それにしても大規模です。
まねきはどこに掲げるのか?など、とても気になります。
このように近代的な空間での顔見世もなかなかに珍しいものがありますので、
いったいどのように見えるのかとても楽しみに思います(人'v`*)