日本独自のエンターテインメントというのは、それぞれに少しキテレツなところがあり、非常に興味をそそられます。
特に江戸時代の人々が楽しんでいたものというのは、とても洗練されていてかっこいいですよね。
近ごろは歌舞伎だけでなく相撲や文楽へも興味の幅が広がってしまい、いよいよ手に負えない状況です(ノv`*)
そんなこのすえひろ、先日先輩にお誘いいただき、遂に寄席へと足を踏み入れてまいりました!
上野は鈴本演芸場にて行われている壽真打昇進襲名披露興行なるおめでたい興行であります(人'v`*)
緊張しながら鈴本演芸場へ
こちらが内部のようすです。
座席にはテーブルがついていて、自由に飲食をすることができます。
寄席というものは大学時代に一度、軽い気持ちでちらりと新宿の末廣亭に入ってみたきり一度も出かけたことがありませんでしたので、
ツウの方が缶ビールを片手に楽しんでいる独特のムードに緊張し、
「エッ4時間もあるの」などと思っておりましたが
いざ始まってみますとゲラゲラと笑い通しで4時間などはあっという間、
お菓子をつまみながらとてもリラックスして過ごすことができました(´▽`)
落語だけでなくマジックや漫才、ジャグリングなどのおもしろい出し物もたくさんありました!
特に、お題に合わせて見事に紙を切り抜く「紙切り」には大感激ですヽ(。>▽<。)ノ
あたたかい襲名披露口上
すえひろの出かけた日は五代目桂三木助さんの真打昇進・襲名披露の興行でありました。
真打というのは噺家さんの最上級格のことで、寄席のトリを勤めたり弟子を持ったりすることができるようになるのだそうです。
真打昇進・襲名披露ということで歌舞伎と同じように口上の時間があります。
現代の歌舞伎では襲名するご本人も口上を述べていますが、 落語においては違うようですΣ('0'o)
進行の方と共に師匠や重鎮らしき方々がご本人を挟むようにずらりと並んで口上を述べてゆき、ご本人は何もおっしゃいませんでした。
三木助というお名前はおじいさまの大きな名跡だそうで、
その代々を知る方々による口上ひとつひとつがあたたかく、またおもしろく、大変に味わい深かったです。
文楽の襲名披露でもご本人は何もおっしゃっていなかったので、口上の形式もいろいろなのですね、成り立ちなど調べてみようと思います。
あまりにも深そうな落語という沼
寄席を体験し、噺家さんというのは皆さん独特の色っぽさをお持ちなんだなぁと感じました…とても素敵です(n´v`n)
洗練されていて、余計な物はひとつもない、まさに江戸の空気…たまりません。
なんだかこれはもう一度ハマってしまうと際限がなさそうな予感がプンプンいたしますので、どこかでストッパーをかけておかねばと思っております(・_・;)
もし江戸の男性に生まれていたら、あすびのことで頭がいっぱいの、とんでもない道楽者であったろうと思います…
江戸に生まれなくて助かったなぁ、平成のライターでよかったなぁ、と安堵した寄席体験でした。