今年の秋はいつにも増して芝居に忙しい日々となりそうで、
今からワクワクが止まりません。
まずは10月の歌舞伎座、中村屋の追善興行にて、
なんと仁左衛門さんが助六をお勤めになるということで大きな衝撃を受けております。
仁左衛門さんの助六といえば今から20年あまり前に行われた
十五代仁左衛門襲名披露の興行、まさに憧れの舞台であり、
まさか今生で見られるとは夢にも思わずにおりました…。
自分の妄想の中だけのものだったので、
現実にこの目で拝見できると思うだけで心臓がフル回転してしまい
熱い!!!と言いたくなります。
これは本当に、歌舞伎を初めてご覧になる方や、
何を見たらいいのかお悩みの方にはぜひともおすすめしたいです。
チケット発売もあと三週間ほどですので、ぜひご検討ください!
また、11月には平成中村座の開催が決まり、
演目の詳細が今日発表されました!
もうここしばらく勘九郎さんの歌舞伎に飢えておりましたので、
二か月連続でたっぷり堪能できるというのは本当にうれしいことです。
来年の大河ドラマ「いだてん」でマラソンの父・金栗四三役をお勤めになるため、
足の筋肉をランナー的に仕上げてらっしゃると密着番組でおっしゃっていましたが、
もしかしたら踊りの感じなどにも変化があるのかなと思い、
その違いもまた今しか見られないものでとっても楽しみに思っています。
第一部の「狐狸狐狸ばなし」も扇雀さんの伊之助がねっとりしていて
なんともおもしろいんですよね、また拝見できることを嬉しく思います。
これはもう、この秋一体いくらあれば満足できるのかという状態ですけれども、
なんとかがんばりたいです…!
存分に楽しみましょう!