本日26日は、東京は歌舞伎座にて上演されていた二月大歌舞伎の千穐楽でした!
\おめでとうヽ(。>▽<。)ノございます/
熊谷の陣屋にいるような感覚
今月の歌舞伎座は残念ながら夜の部のみの見物となっていましたが、
非常にバランスの良い狂言立てで、何度見ても飽きのこない夜の部でありました。
千穐楽となったいま鮮明に思い出されるのは、
「熊谷陣屋」で吉右衛門さんの熊谷が幕切れに花道で浮かべていた表情です。
涙のような笑いのようななんともいえない表情なのですけれど
まさに熊谷がそこにいて、
心のなかが直接伝わってくるような不思議な感覚になりました。
自分がもしこの先、悲しいとかつらいとか
そういった具体的な言葉では表現できない人生を変えるほどの虚しさに襲われたら、
きっとああいった表情をするのだろうなと思いめぐらました。
熊谷陣屋の世界をこんなにもリアリティを持って体感できたのは初めてのことで、
一生忘れないでいたいと強く思います。
名月八幡祭の思い出もたくさんありますので、
月末に改めてお話したいと思います!