ただいま歌舞伎座で上演中の
三月大歌舞伎!
昼の部「傾城反魂香」は比較的上演頻度も高い演目であるため
以前お話したものがいくつかありました。
ここにひとつまとめますので、
初めてご覧になる方のお役に立てればうれしく思います。
傾城反魂香の概要
こちらは作者と、名場面「土佐将監閑居」の通称についてお話した回です。
ごく簡単なあらすじ
こちらは本当に簡単に、「土佐将監閑居」のあらすじをお話したものであります。
今月は序幕として「高嶋館・竹藪」の場面も上演されていますが、
二幕目のざっくりとした流れをつかみたい時にお役立てください。
浮世又平のお仕事「大津絵」
素晴らしい絵の才能がありながら、生まれながらのハンディキャップのために
お土産ものとして売られている絵を描くことで暮らしている…というのが
浮世又平とおとく夫妻の大きな悲しみとして描かれています。
確かに立派なお屋敷の襖絵などに比べると大きな差のつくお仕事なのですが、
このお土産ものの絵もまた今では貴重な文化財。
浮世絵とはまたちがう「大津絵」というしなものについてお話した回がこちらです。
今月の幕見席
今月の浮世又平おとく夫婦は白鸚さんと猿之助さんがおつとめです。
とてもドラマチックな吃又になりそうですね!!
また個人的には序幕に登場するかわいらしい虎の着ぐるみもおもしろく
見どころのひとつかと思います(´▽`)