本日から国立劇場にて、6月の歌舞伎鑑賞教室の幕が開きました!
今回の歌舞伎鑑賞教室は神霊矢口渡
歌舞伎が初めての方向けの公演ですので、
ご家族連れも社会人の方も、この機会に歌舞伎デビューはいかがでしょうか。
歌舞伎鑑賞教室とは?
歌舞伎鑑賞教室とは、毎年夏に国立劇場にて開催されている
初心者の方に向けた解説付きの公演であります。
毎回お芝居の前に「歌舞伎のみかた」と題した特別プログラムがあり
歌舞伎ならではの演出であったり演目の内容などを解説してくださる、
そのうえ演目の解説や役者さんのコメントなどが付いた冊子も頂ける、
そのうえお手頃価格という、至れり尽くせりの公演です!
神霊矢口渡とは
今回の演目「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」は、
エレキテルの発明や土用の丑の日のマーケティング戦略などで知られる
江戸の才人・平賀源内が作った父娘のドラマです。
南北朝の時代を描く「太平記」の世界を舞台に、
強欲非道な父親から命を懸けて恋しい人を守ろうとする娘・お舟の悲恋が描かれます。
平賀源内は理系の天才であっただけでなく芝居まで作ってしまうとは、
現代の文化人さながらのマルチな活躍に驚き入りますね。
もと人形浄瑠璃の演目であるために、今回の上演では若手女形の壱太郎さんが、
人形浄瑠璃で使う人形のような動きを表現する演出「人形振り」に挑まれます。
しかも文楽人形遣いの人間国宝・吉田和生さんのご指導とのこと、これは見逃せませんね!
破格のチケット
歌舞伎鑑賞教室の切符は他の劇場よりも断然お手頃です。
一等席:4000円
二等席:1800円
学生:1500円(全席!)
また7日(金)は「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」と題した夜公演
17日(月)は「Discover KABUKI-外国人のための歌舞伎鑑賞教室-」があります。
どちらも19時開演ですのでお勤めの方も要チェックです。
歌舞伎ご興味がおありでも「歴史に詳しくない」と躊躇なさる方は多いのですが、
恋する女性の情念は充分に伝わってきますので、ぜひお出かけになってみてください!