歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【来たる12日】歌舞伎座・秀山祭九月大歌舞伎 チケット一般発売!

あさって12日は9月の歌舞伎座公演

秀山祭九月大歌舞伎のチケット一般発売日です!

今年の秀山祭は、初代吉右衛門のお父様にあたる三代歌六の百年追善、

丑之助さんと吉右衛門さんの共演、歌昇さんご長男の初お目見え、

そして仁左衛門さんと幸四郎さんの役替わり勧進帳と盛りだくさんです!

 

秀山祭の準備を考え始めると、いよいよ今年も後半戦という気分になってまいります

ね。

これより芸術祭、各地の顔見世と芝居見物で忙しい日々が続きます。

チケットの確保はお早めに!

 

公演の詳細

www.kabuki-bito.jp

一般発売日

9月12日(月) 10:00~

【チケットWeb松竹】

会期・上演時間

令和元年9月1日(日)~25日(水)

昼の部 11:00~
夜の部 16:30~ 

☆夜の部「勧進帳」の配役替わり

奇数日:弁慶 仁左衛門 富樫 幸四郎

偶数日:弁慶 幸四郎 富樫 錦之助

 

※今回昼の部は貸し切り日が非常に多いのでご注意ください!

【貸切】
昼の部:5日(木)・6日(金)・8日(日)・9日(月)・10日(火)・11日(水)・16日(月・祝)

チケット料金

一等席   18000円

二等席   14000円

3階A席    6000円

3階B席    4000円

桟敷席   20000円

みどころ

毎年九月の恒例となっている秀山祭九月大歌舞伎

秀山祭とは、明治から昭和にかけ活躍した

近代歌舞伎を代表する名優・初代吉右衛門の功績を顕彰し、

その芸と精神を継承するべく始められた公演であります。

古典歌舞伎の渋い名作をずらりと並べた狂言立てが味わい深く、

このすえひろも毎年心待ちにしております。

 

今回の昼の部は幸四郎さんの「幡随長兵衛」に梅玉さんの「お祭り」と

江戸らしくきっぷのいい演目が並んだあとで、吉右衛門さんの「沼津」が続きます。

沼津」は最初の2幕とは雰囲気が一転、親子の情愛…義理人情…など、

胸を締め付けられるように濃密な人間ドラマを描いた演目。

涙なしには見られない名作ですので、

これまで義太夫狂言を見たことがない、苦手意識があるという方には、

ぜひ一度ご覧いただきたい一幕です!

 

そして夜の部は吉右衛門さんの「寺子屋」から幕を開けます。

こちらも義太夫狂言が初めての方に一度ご覧いただきたい名作中の名作であります!

吉右衛門さんのお孫さんである丑之助さんが菅秀才をお勤めになることでも注目される一幕です。

 

続く「勧進帳」では仁左衛門さんと幸四郎さんが日替わりで弁慶をお勤めになります。

こちらは絶対に絶対に見逃せない一幕、奇数日・偶数日を見比べるのも楽しみですね!

「歌舞伎といえば」な演目でもありますので、初めて歌舞伎をご覧になる方にはぜひにとオススメいたします。

 

歌六さんがチャーミングな松浦候をお勤めになる「松浦の太鼓」が切狂言。

忠臣蔵外伝物の人気作でおもわず笑ってしまうようなほっこりとした一幕です。

わかりやすく楽しめますが、忠臣蔵を予習しておくとさらにおもしろいかと思います!

 

来月の歌舞伎座も見どころたっぷり!

とっても楽しみですね!

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