東京では久しぶりに雪が積もりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
まだ雪の残りや道の凍結などあるかもしれません。マンホールなどは特に危険ですね。お怪我などにはご注意くださいませ。
このすえひろはといえば、自分で思うよりも体幹が強かったのか、凍結した歩道でもつるりとすることなく過ごすことができました!コロナ前に続けていたヨガの効果でしょうか。もう2年もさぼっていますけれども。2022年幸先の良いスタートです。
さて先日のお話ですが、歌舞伎座へ出かけまして壽初春大歌舞伎の第一部を拝見してまいりました。備忘録として少しばかり感想をしたためておきたいと思います。
2022年の初芝居!
歌舞伎座では今月から少し座席の販売数が増えましたので、おそらく完売に近い状態だったのではないかと推測された初日はかなりの賑わいでした。初芝居は毎年歌舞伎座で過ごしており、例年になくお若い今年の配役からは大きな時代の移ろいを感じます。
思えば新開場から今年で9年ですから、移ろいも仕方がないことかとは思います。しかし芝居を見ているときはその瞬間が永遠のような気がしてしまいますから、寂しさも募るものだなあと思いました。
すみません新年早々湿っぽい導入になってしまいました。第一部の舞台は大変華やかでした!
第一部は「一條大蔵譚」「祝春元禄花見踊」という狂言立てであります。
「一條大蔵譚」は一條大蔵長成に勘九郎さん、吉岡鬼次郎に獅童さん、お京に七之助さん、常盤御前に扇雀さんという配役でした。勘九郎さんの一條大蔵卿は桧垣が特に印象的で、幕切れの一瞬の表情と声色から大蔵卿の生き様が垣間見えるようでした。
勘九郎さんにはぜひ時代物を頻繁にお勤めになっていただきたいなあとつくづく思います…!今年はもっとたくさん拝見できるでしょうか。楽しみにしています。
「祝春元禄花見踊」は獅童さんのご子息の陽喜さんの初お目見得の舞台です!
圧倒的ミニサイズの陽喜さんは立派なくまどりを施した奴の拵えでお人形のようでした。そしてなんと立ち回りにしっかりとした六方まで披露されていて素晴らしかったですね!見守る獅童さんや勘九郎さん七之助さんのあたたかな表情も感動的でした。
将来陽喜さんの初お目見得を見たことを自慢に思う日が来るのが楽しみです。どなたの初お目見得の際にも思っています。超長期的な目線で楽しめるのも歌舞伎の素晴らしいところですね。