歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【明日24日】大阪松竹座 日本怪談歌舞伎 チケット一般発売!

あす24日(水)大阪松竹座の十月公演 日本怪談歌舞伎 貞子×皿屋敷のチケット一般発売が始まります!

これまでも様々な形で上演のあった愛之助さんと今井翼さんがご共演になる斬新な公演です。日本怪談歌舞伎と題した今回はホラー映画でお馴染みの貞子と歌舞伎のコラボ新作歌舞伎とのことですが、古典の播州皿屋敷も下敷きのひとつなのではないかと思われます。

七月の大阪松竹座公演がこれまで以上ににぎわっていたことが記憶に新しく、地域での歌舞伎の注目度が高まっているのではないかとワクワクしております!七月に引き続き十月も盛り上がりますように。チケットは早めのチェックをおすすめいたします!

公演の詳細

www.kabuki-bito.jp

一般発売日

2022年8月24日(水)10:00~

www1.ticket-web-shochiku.com

会期・上演時間

2022年10月3日(月)~25日(火)

午前の部 11:00~
午後の部 15:30~(3日は14:00~)
休演:13日(木)、19日(水)

チケット料金

一等席 14,000円
二等席 7,000円
三等席 4,000円

みどころ 

日本怪談歌舞伎では、時超輪廻古井処(ときをこえりんねのふるいど)と題した新作歌舞伎が上演されます。歌舞伎「播州皿屋敷」に登場する極悪家老・鉄山の物語と、呪いのビデオでお馴染みの貞子の物語が古井戸を通して交錯するという珍しい趣向です。

「播州皿屋敷」は、いわゆる皿屋敷伝説を描いた皿屋敷物と呼ばれるジャンルの代表的な演目。天下を我が物としたい鉄山が、意に沿わず大望の邪魔にもなる腰元のお菊を陥れるため、大切な皿を亡くした罪をなすりつけた挙句、なぶり殺しにしてしまいます。すると、お菊が亡霊となって現れて云々…という、まさに日本の怪談といったような演目です。このお馴染みのお話がどういった変貌を遂げるのか楽しみですね。

 

そういえば、愛之助さんは強めの霊感をお持ちだと以前テレビでおっしゃっていたように記憶しています。TBSの「ぴったんこカン・カン」だったと思います。料理屋さんでそのお話をなさっているとき、愛之助さんの後ろの照明が不自然に点滅し、この話をすると集まって来ちゃうからいやなんですよね~というようなことをニコニコとおっしゃっていたのが印象的でした。テレビの前で怯えました。

そんなこともあり、私などはその手の超常現象的なことは全く分からないのですが、今月の「東海道四谷怪談」も含め愛之助さん×怪談の組み合わせにはドキドキします。刺激的な芝居見物になりそうですね!

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