本日2日、二つの劇場にて2023年の初芝居の幕が開きました!おめでとうございます!
歌舞伎座では壽 初春大歌舞伎、浅草公会堂では新春浅草歌舞伎がそれぞれ初日を迎えました。
今年こそは感染状況も落ち着き、すべての興行、全ての日程が、公演中止となることなく無事に上演されますようにと祈っております。
歌舞伎座 十周年記念イヤーの幕開け
歌舞伎座は早いもので今年で開場10周年!この一月から記念公演が始まっています。
今月は三部制で、全ての部で名作者・河竹黙阿弥の作品が上演されています。河竹黙阿弥作品はセリフの美しさやユーモアあふれる人物造形、退廃的な世界観などが魅力で、初めての方には大変おすすめです!
第二部「人間万事金世中」では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で一躍お茶の間の人気者となられた彌十郎さんが主役をお勤めになっています。明治時代を舞台とした「散切り物」と呼ばれるジャンルの演目で、上演頻度が低いため貴重です。この機会にぜひにとおすすめいたします!
三年ぶりの新春浅草歌舞伎!
新春浅草歌舞伎は、花形役者の方々による恒例のお正月公演です。近年は松也さんを中心に20代~30代の方々がご活躍で、仁左衛門さんをはじめとする大ベテランからの指導を受けて古典の大役をお勤めになります。
一部二部どちらも義太夫狂言の名作と華やかな舞踊の二本立てです。義太夫狂言の方はいずれもじんわりと心温まる家族のドラマです。くまどりなどが見られるド派手な演目ではなく、渋いセレクトではあるのですが、とても良い、このすえひろも大好きなお芝居ばかりですので、ぜひ初めての方にもご覧いただきたいなあと感じています。
当日券販売もありますから、浅草寺へ初詣にお出かけの際などにもぴったりです!