歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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本日初日!国立劇場 令和5年初春歌舞伎公演『通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-』

本日3日、東京の国立劇場にて令和5年初春歌舞伎公演『通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-』の幕が開きましたね!おめでとうございます!

建て替えのため、秋には一時閉館となってしまう第一期国立劇場。今回が最後のお正月です。他の劇場ではなかなか味わえない、食堂や売店などの昭和レトロな雰囲気も大きな魅力ですので、初めての方や若い世代の方にもぜひにとおすすめいたします。

せっかくのさよなら公演、今月も無事に千穐楽まで全日程で上演が続きますようにと願っております。

大向う&手拭いまきが復活!

通し狂言 遠山桜天保日記は、いわゆる時代劇の「遠山の金さん」として良く知られている江戸の名奉行・遠山金四郎が登場するお芝居です。2008年以来の上演で、このすえひろも初めて拝見いたします。

とはいっても、お正月の国立劇場は例年、幅広い世代の方々がのんびりと楽しむことのできるエンタメ性の高いお芝居作りがなされています。今回が初めての歌舞伎という方でもどうぞご安心ください。

またこの公演から、国立劇場でも関係者の方による大向こうが一部日程で試行されるそうです!大向うの声が戻らないまま閉場してしまうのは寂しいなあと思っておりましたので、本当にうれしい限りであります。

 

さらに新型コロナ拡大前のお正月公演恒例であった「手拭いまき」も再開されます!

「手拭いまき」というのは、舞台上の役者さんが客席に手拭いを投げるというもので、キャッチした方は手拭いを持ち帰ることができます。役者さんが直接投げてくださったものですから貴重ですね。野球好きで有名な彦三郎さんは手拭いまきもお上手で、2階席の結構な高さまで届くこともありました。今回は最後ということで一層の気合が感じられるのではないかと思います。こちらも見ものです!

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