本日27日は八月納涼歌舞伎の千穐楽でしたね!おめでとうございます!
※写真は過去のものです
今月はなかなか重めの夏風邪を患ってしまい、歌舞伎座通しのチケットを流すことになりまして、結局幕見にて二幕を見るばかりとなり、非常に残念に思っております…。
長らく内容を問わず毎月歌舞伎座へ出かけておりましたので、心にぽっかりと隙間が空いて、いまひとつ元気が出ないような感覚がありました。歌舞伎を見るのは結構体力を使います。元気がなければ歌舞伎は見られないものの、歌舞伎を見なければ元気も出ないわけで、難儀なものです。
そんななか拝見できたのは「大江山酒呑童子」と「新門辰五郎」の二幕です。
「大江山酒呑童子」は勘九郎さんの酒呑童子の前シテの可愛らしさ、後シテの異形の感にワクワクいたしました。幕見席までマスク越しにも良い香りがしたような気がしたのですが、お香を焚きしめていたのでしょうね。
「新門辰五郎」は真山青果ならではの集中力を要する芝居で、できればもう一度拝見してセリフをしっかり味わいたいところでした。登場人物が多くて豪華ですし、勘所がわかればどんどんおもしろく味わえそうなので、ぜひまた上演していただきたいです。
来月は元気に千穐楽を喜び芝居を振り返ることができるよう、体調管理に努めたいと思います