歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。 歌舞伎歴10年の20代。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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やさしい矢の根 その三 ざっくりとしたあらすじ

ただいま歌舞伎座で上演中の七月大歌舞伎
昼の部「矢の根」について、少しばかりお話しております。

 

すえひろが初めて「矢の根」をみたとき抱いた感想は

なんだったんだ今のは(・_・;)

という大変シンプルなものでありました。

 

曽我兄弟のことも知りませんでしたので、

隈取の人が大騒ぎしたら、
横から弱そうな人がスライディングしてきて 
隈取の人は馬に乗って去っていった…

ということくらいしかつかめなかったのです。

とはいえ、なんだか妙に圧倒されて、清々しい気持ちで帰宅したことを覚えています。

 

もしも同じように「ちんぷんかんぷんだったなぁ」という方がおいでならば、

何かのお役に立てたらうれしく思います(人'v`*)

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ざっくりとしたあらすじ

主役は曽我五郎であるということは前回お話いたしましたね。

 

曽我五郎は、父の敵の工藤祐経を討ちたいと願っている血気盛んな若者であります。

おとなしいお兄さんの十郎との二人兄弟です。

 

季節はのどかなお正月、曽我村にあるおうちでの出来事です。

曽我五郎は炬燵櫓に腰かけて、巨大な矢の根を一生懸命研いでいました。

 

矢の根というのは、矢の先端にある「やじり」と呼ばれる部分です。

矢が当たった時に突き刺さる鉄の部分のことであります。

歌舞伎の舞台の上では、これが尋常ならざるサイズで登場しています(*´艸`)

 

五郎は正月料理やらお飾りやらを数えたり

七福神に悪態をついたりと、暇を持て余している様子でした(´0`)

 

するとそこへ大薩摩の主膳太夫という人が

「あけましておめでとう!」とやってきて、

縁起物の扇子と宝船の絵を置いていってくれました。

 

五郎はこの宝船の絵を眺めていましたが、

何やら縁起の良さそうなものなので枕の下に敷き

大の字になってひと眠りしてみることにしました(人'v`*)

 

ここでの

「やっとことっちゃ、うんとこな。やっとことっちゃ、うんとこな」

という独特の掛け声がとても有名です。

 

そのままぐーぐーと眠ってしまった五郎は、初夢を見ました。

夢ではお兄さんの十郎

「弟よ、兄はいま工藤祐経の屋型に捕らえられているのですよ」

と言うのです(・_・;)

 

なんだって!と飛び起きた五郎はもうじっとしていられません。

邪気を祓い、悪魔祓いをして工藤祐経の館へと向かうことにしました。

ちょうどよく来合わせた馬子から馬を奪い、

大根を鞭の代わりにして、五郎は工藤の館へと一目散に駆けてゆくのでした…

 

と、このような内容でありました(´▽`)

 

とてもシンプルなお話ですが、

大道具がダイナミックで衣装もとにかくド派手なので、

とても歌舞伎らしく目に楽しい演目だと思います。

今月の幕見席

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