歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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昼の部を見てきました 2018年6月

先日、歌舞伎座へ出かけて

六月大歌舞伎の昼の部を見物してまいりました!

 

今月の昼の部は、

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」が2時間弱、

30分ほどの「文屋(ぶんや)」を挟んで、

野晒悟助(のざらしごすけ)」もまた2時間弱という持久戦です!

どちらの芝居も軽やかに状況が移り変わり

見どころが多く笑える場面もあるため助けられました。 

 

妹背山婦女庭訓」の三笠山御殿は、

何度見てもなぜお三輪があのようにひどくいじめられて

悲しい死に方をせねばならぬのか納得できず、胸が苦しくなりました…。

 

しかしあの苧環というアイテムは重いながらもロマンチックですね!

恋のおまじないグッズ的に売れるのではないかなあと思っていたら、

すでに鎌倉の鶴岡八幡宮でおだまきのついた縁結び守が売られていましたよ(*´艸`)

鶴岡八幡宮 | 八幡宮について | 授与品

 

そして菊之助さんの「文屋」は、先月の「喜撰」に引き続き

「六歌仙容彩」からの一景であります!

やはり文屋では菊之助さんのお美しさが際立っていましたね。

いじわるな官女たちは三笠山御殿でも登場していたので、

パラレルワールドに来たようでおもしろく思いました。

 

昔の人々が官女のことをどんな風に捉えていたのか興味深いです。

 

そして初めて拝見した「野晒悟助」は、

とにかくモテモテの菊五郎さんがひたすらにかっこいい芝居でした…!

華麗な大立廻りでスカーッとして、

すがすがしい心もちで歌舞伎座を後にすることができました(´▽`)

 

今月の幕見席

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