ただいま国立劇場で上演中の歌舞伎鑑賞教室!
今回の演目は連獅子(れんじし)です!
「長い毛をぶんぶんと振り回す踊り」というイメージで、
歌舞伎をご覧にならない方や外国の方にもたいへん有名ですよね。
今回初めての歌舞伎として、連獅子をご覧になる方も大勢おいでかと思います!
「長い毛をぶんぶんと振り回す演目」というのは実はいくつかありまして
その中でも白い毛の親獅子と赤い毛の子獅子が登場し
親子の情愛をあらわすものが今回の「連獅子」なのであります。
あらすじなどは坂東巳之助さんによる解説「歌舞伎のみかた」で
わかりやすくお話してくださるはずですので割愛いたしますが、
連獅子についての過去のお話がいくつか出てまいりましたので
ひとつこちらにまとめておきます。
なんらかのお役に立てればうれしく思います!
清涼山の石橋伝説から
そもそもこの演目の下敷きになっているのは、
中国は清涼山に伝わる獅子(しし)の伝説であります。
獅子と聞けばやはり思い出されるのは百獣の王・ライオンですが、
実はこの演目での「獅子」というのはあのネコ科のライオンには直結しません。
では一体なんなのか?ということをお話いたしましたのがこちらの回です。
そしてもうひとつ興味深いのは、
ぶんぶんと振り回しているあの長い毛ではないでしょうか。
あの毛の正体についてお話したのがこちらの回であります!
歌舞伎鑑賞教室は初歌舞伎にうってつけの公演です!
敷居が高いと感じておいでの方はこの機会に
ぜひ一度足を運ばれてはいかがでしょうか。