先日は顔見世を見るために京都へ参りましたが、
芝居だけでなくその土地の味を楽しむことも遠征ならではのお楽しみですね。
今回の遠征では、歌舞伎役者の方々もお好きだという
素敵なお店に行ってみましたので、ひとつご紹介したいと思います。
このさき京都南座へ遠征される方のお役に立てれば幸いです。
歌舞伎役者や舞妓さん御用達のお店
祇園切通しのこちらのお店「権兵衛」
テレビや雑誌で吉右衛門さんもおすすめなさっていたという、
昭和2年創業のおそばやさんであります!
店内も清潔で、風情があります。
昼の部・夜の部の間の時間にまいりましたので、お店の中はとても静かでした。
南座から徒歩5分ほどの場所で、歌舞伎役者の方々にも愛されているお店だそうです。
海老蔵さんもブログで「オススメっす」とおっしゃっていますよ。
海老蔵さんも召し上がっている権兵衛の人気メニュー親子丼は、
有名シェフも「最後の晩餐に」というほどの逸品だそうなのですが、
今はどうしても麺類を食したいんだという思いに抗えず…
またせっかくはるばる関西に来たのだから、関東と違ううどんを味わってみたい…
という思いも沸き上がりまして、味の特徴が出そうなきつねうどんを注文してみました。
そうしますと、お店の方から
「きつねうどんは2種類ある」との意外なお話が。
なんでも、甘く煮たおあげが乗った通常のきつねうどんと、
あっさりと味付けたおあげを刻んだ「きざみ」なるものがあるのだそうです。
せっかくですので、きざみの方を注文してみました。
こちらが「きざみ」です!
ねぎの緑色がとても鮮やかできれいですね。
やわらかな麺とともにすすりますと、ちょうどよくねぎとおあげが絡みます。
大きめに切られた九条ねぎはとろっとして甘味があり、
おあげはあっさりとして食感もやわらかです。
真ん中にしょうがが載せてあり冷えた体が温まります。
お出汁は想像以上にしっかりと味つけがしてあります。
食べログなどを拝見しますと関西の方にはどうやら濃いお出汁の部類に入るようですが、
関東の者である私にとっては繊細でちょうどよい味わいでありました!
おいしいおうどんでおなか一杯になり、1000円でおつりが来ました。
次回はぜひ親子丼を食してみたいと思います!