先日、国立劇場へ出かけまして菊五郎劇団のお正月公演、
通し狂言 姫路城音菊礎石(ひめじじょうおとにきくそのいしずえ)
を見てまいりました!
楽しい国立劇場のお正月
お正月の国立劇場では毎年、娯楽性の高い演出がたくさん盛り込まれた
復活狂言が上演されています!
今年の作品は姫路城の妖怪伝説と忠義を尽くす夫婦狐の物語を組み合わせて、
播磨国のお家騒動を描いた並木五瓶の「袖簿播州廻(そでにっきばんしゅうめぐり)」が原作。
こう要素を並べて書きますと何が何やら…という印象であり、
事前に筋書を読んでみても複雑に感じたのですが、
いざ見てみますとテンポよくお話がすすみ、おもしろく拝見できました!
また、今年のお正月の歌舞伎界では「U.S.A」が非常に人気のようですね!
確かに着物でも踊りやすいダンスなのかもしれません。
それとはまた別に、橘太郎さんの想像を絶する身体能力の高さを知ることができたのも
なかなかに貴重な体験、かつおもしろいものでありました。
これからご覧になる方はぜひお楽しみになさっていてください!
キレッキレのキレッキレでありましたよ。
また今回は菊五郎さんのお孫さんである寺島しのぶさんのご子息の寺嶋眞秀さんと
菊之助さんのご子息の寺嶋和史さんのおふたりが初共演なさるということで、
客席は大いに盛り上がっていました!
あまりのかわゆらしさにこのすえひろもついにやにやしてしまいました。
お二人の世代には楽しみな方々が大勢揃っていますね…!
皆さんが50代になるまでどうにかこうにか元気に生きていたいものです。
東京での四公演をこれにてすべて拝見することができ、
新年のひと仕事をやり終えたような達成感でいっぱいです。
毎年お正月の芝居計画というのはワクワクと心躍るものであります。
おそらく気が付けばまた2020年のお正月芝居の計画を立てていることであろうと思いますが、
今年も一幕一幕味わいながら、楽しい一年を過ごしていきたいと思います!