先日、歌舞伎座へ出かけまして、
四月大歌舞伎の夜の部を拝見してまいりました!
今月は平成最後の芝居とあって歌舞伎座周辺もなにやら賑わっておりました。
世の中がなんとなくにぎやかなムードになっている状態が大好きでして、
いつまでも続いてくれたらいいのになあと思っております。
大本命であった一幕目の「実盛物語」はやはり
ああ~かっこいい~という思いで頭がいっぱいになってしまいました…!
「つねつねをしますぞよ」という部分だけを抽出して何度も見たいなあなどと頭の中が脱線していました。
冷静にお芝居を観るためには、咀嚼する時間がもう少し必要そうです。
千穐楽までには落ち着きたいところです。
続くは猿之助さんの「黒塚」です!久しぶりに拝見でき感無量でありました。
客席中の意識がグワーッと舞台の上に集中していくのを肌で感じ…
大変な大怪我をなさってからはじめて歌舞伎座で披露されたものと思うと
やはりすごいなあ~かっこいいなあ~と感じ入りました。
人間はどんな人であっても肉体が日々衰え、
命をすり減らして生きるのが宿命だと思うのですが、
そういった肉体の有限に挑戦し続けることで人を喜ばすお仕事というのは
本当に素晴らしいものだなと涙が出てきます。
そして最後の幕の二人夕霧はゆるふわなおもしろ演目といった雰囲気で
のんびりと楽しむことができました。
千穐楽には正真正銘、平成最後の一幕となるわけですので
おもしろおかしく締めくくることができるもの良いものかもしれないなあと思います。
やはり猿之助さんの「黒塚」は、幕見席もかなりの賑わいのようですよ。
幕見でご覧になる方はどうぞお早めにお出かけくださいね!