あさって18日は、市川猿之助さん中村隼人さんご出演の
スーパー歌舞伎II(セカンド)
新版オグリ チケット一般発売日です!
オグリといえば、先代の三代目猿之助(現・猿翁)さんがお勤めになり大人気となった
平成初期のスーパー歌舞伎伝説の作品であります。
今回はそのオグリを当代猿之助さんが「新版」として蘇らせ、
猿之助さん・隼人さんが交互役替わりでお勤めになるとのこと。
大注目の芝居ですので、どうぞお早めにご検討ください。
公演の詳細
一般発売日
8月18日(日)10:00~
会期・上演時間
※今回の発売は10月分
2019年10月6日(日)~11月25日(月)
昼の部 11:00~
夜の部 16:30~
※10月の休演:15日(火)、22日(火)、31日(木)
チケット料金
1等席 16,500円
2等A席 9,500円
2等B席 6,500円
3階A席 6,500円
3階B席 3,000円
桟敷席 17,500円
新橋演舞場は左右のバルコニー席ですと、
舞台が一部切れてしまい少し見えにくい作りの劇場です。
また、3階席はA席・B席左ともに花道は全く見えません。
モニターがあるにはあるのですが、表情まではわかりませんのでご注意ください。
みどころ
そもそもスーパー歌舞伎「オグリ」は、平成3年に初演された伝説の舞台。
浄瑠璃などにも登場する伝説上の人物小栗判官(おぐりはんがん)の
波乱万丈な人生を一大スペクタクルとしてスーパー歌舞伎化したもので、
有名なスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」に次ぐ人気作であります。
もとになった伝説としましては
小栗判官が美しい照手姫に恋をし婿入りした
しかし姫の一門に殺されてしまった
小栗判官は地獄に落ちて餓鬼の姿でこの世によみがえった
熊野の湯を浴びると元の姿に戻り照手姫と再会しましたとさ
というものですが、もちろんスーパー歌舞伎のことこんなにシンプルではありません。
本水あり、宙乗りありとさまざまな見どころにあふれた舞台であります。
また「ヤマトタケル」「オグリ」は
先日亡くなられた哲学者・梅原猛さんの作品でもあり
日本古代史における独創的な視点が光る名作として知られています。
今回のスーパー歌舞伎Ⅱオグリは当代猿之助さんのもと、
新たな脚本・演出で上演されることとなり、
梅原作品の要素がどのような輝きを見せるのか注目されます!
今回は猿之助さんと隼人さんが小栗判官・遊行上人の2役を
交互出演の役替わりでお勤めになるとのこと。
ポイントは隼人さんがオグリをお勤めになる回は会期中数日のみというわけではなく
隼人さんも2ヵ月にわたり相当のボリュームで主演をお勤めになるということかと思います。
20代の役者さんが二カ月間にわたり芝居の中心として過ごすことが
今後の輝きにどれほど役に立つか知れず、古典歌舞伎でのご活躍も楽しみになります。
またこうした試みは、突発的なトラブルにも対応しやすく
お客さんとしても盛り上がる良い取り組みだなあと個人的には考えています。
昨今「勧進帳」「仮名手本忠臣蔵 七段目」など
歌舞伎座における古典歌舞伎の演目でも交互出演の試みがみられますが、
役者さんの負担と伝承のバランス、観客の視点の成長、
どちらの側面から見ても良いのではないかと思われますので
今後も続いていくといいなあ…と、ひそかに願っております。
お話が横道にそれてしまいましたが、
チケット入手困難になるやもしれませんのでご検討はお早めに!