歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【来たる20日】 浅草公会堂・新春浅草歌舞伎 チケット一般発売!

あさって20日は、20代~30代の若手花形役者の方々によるお正月公演

新春浅草歌舞伎のチケット一般発売日です!

毎年恒例の人気公演、どうぞお早めにご検討ください。

公演の詳細

 

www.asakusakabuki.com

一般発売日

11月20日(日)10:00~

【チケットWeb松竹】

会期・上演時間

2020年1月2日(木)~1月26日(日)

第1部 11:00~

第2部 15:00~

※13日(月)の第一部は成人式のため休演です。

※19日(日)第2部は「着物で歌舞伎」の日です。

チケット料金

1等席(1階・2階席ぬ列まで)9000円

2等席(2階ね~の列)6000円

3等席(3階)3000円 

浅草公会堂は、2階席・3階席ともに一列目がとても見えづらいつくりであります。

特に3階席の1列目は柵がかなり視界に入りますので、どうぞご注意くださいませ。

学割があります!

12月20日(金)より浅草公会堂窓口及びチケットぴあにて

1等席7,000円、2等席4,500円で学割チケットが販売されます!

学生証の提示が必要ですのでお気をつけて取得ください。

みどころ

若手花形役者の方々が古典歌舞伎に挑む新春浅草歌舞伎

松也さんを中心としたお若い方々が、歌舞伎座の公演ではなかなか見られない大役に挑まれる、

まさしく歌舞伎役者の方々の青春を垣間見るような熱い公演であります。

 

第一部は橋之助さんによる勇ましく華やかな舞踊「花の蘭平」から幕開けとなり、

松也さんが主役の松王丸をお勤めになる古典の名作中の名作「寺子屋」に続きます。

寺子屋の松王丸といえば数多の名優が、堂々たる風格、品格を持ってお勤めになってきた大役。

松也さんの恵まれた体格やお顔立ちがとても映えそうなお役で、

どのようにお勤めになるか非常に楽しみであります!

そして、巳之助さんによる狂言をもととした軽妙洒脱な演目「茶壺」で結びとなります。

 

第二部では、非常に重厚な時代物狂言「絵本太功記」で幕開け。

こちらは来年の大河ドラマの題材である明智光秀の物語です。

播磨屋 吉右衛門さんの当たり役のひとつとして知られる光秀のお役を屋号を背負い歌昇さんがお勤めになります。

並々ならぬ熱い思い入れのもと挑まれるものと思われ、観客としても胸が熱くなります!

 

そして「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」で結びとなります。

こちらも古典歌舞伎の名作中の名作、仮名手本忠臣蔵の名場面です。

京都の一力茶屋で遊興三昧を装いつつも、

討ち入りへの炎を燃やしている大星由良之助(大石内蔵助)と、

どうにか討ち入りに参加したいと熱い思いを抱く足軽・寺岡平右衛門、

とある重要事項を知ってしまった遊女おかるの3人が織りなす一夜のドラマであります。

由良之助を松也さん、平右衛門を巳之助さん、おかるを米吉さんがお勤めになります。

どれも素晴らしい名演が数々残されている大役中の大役ですので必見です!

 

第一部・第二部ともに上演頻度の高い大人気の名作が並んでいますので、

初めて歌舞伎をご覧になる方や学生の方にもおすすめの公演です!

みなさまがいずれ歌舞伎座でお勤めになる日のことを、

楽しみに思い描きながら拝見するのもまた楽しみですね!

今年も大いに盛り上がりそうな浅草のお正月、とっても楽しみですね!

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