本日27日は国立劇場で上演されていた「菊一座令和仇討」
大阪松竹座で上演されていた壽初春大歌舞伎が千穐楽を迎えました!
おめでとうございます!
※写真は歌舞伎座
また、先日ですが24日には新橋演舞場の初春歌舞伎公演も千穐楽を迎え、
これにて今年のお正月芝居もすべて幕となりました!
会期中には海老蔵さんがかねてより希望されてていた「休演日」が
2020年4月の公演から設けられることになったとの発表もあり、
新たな時代の幕開けというムードがビシバシと感じられます!
歌舞伎興行では25日間ほど休みなしの公演が近年の慣例となっていました。
そのスタイルは肉体的に重労働であることばかりではなく、
例えば家族との時間など、人としての活動にも時間の制約があるわけで…
人生のすべてをかけるのが芸の道といえばそれはそうなのかもしれませんが、
大きな犠牲の上に成り立っている華やかな舞台なのだなあ…と心を痛めておりました。
そのため、歌舞伎が大好きな者のひとりとして、このニュースにはたいへん安堵いたしました。
ちょっとした体調不良の放置であったり、
あまりにも忙しいことで起こってしまうさまざまな悲しみが
少しでも減ると良いなあと思います。
持続可能な…という言葉が叫ばれて久しい今、
日給の問題などこの改革に伴う様々な諸問題もすべてが解決され、
より良い興行形態に生まれ変わるよう客席の隅から祈っております。