今日は5月17日。
今週は39県で緊急事態宣言が解除されるという大きなステップがありましたね。
歌舞伎座のある東京都は依然緊急事態宣言下にありますが、徐々に先が見えてきたのかなあという思いです。
気を引き締めつつも、努力や我慢は少しずつ身を結んでいるらしいということを喜びたいなと思います。
無印良品ファイルボックスがぴったり
先週に引き続き、少しずつ書類や本の片づけをしております。
かれこれ3カ月は片付けをしており、一体いつまでやるのかと自分でも思いますが、短時間ずつ長期間にわたり続ける方が性に合っているようです。
今週は、歌舞伎ファンおなじみの歌舞伎エンターテインメント誌「演劇界」を整理するなどいたしました。
演劇界は篠山紀信さんの手掛ける表紙が素晴らしいだけでなく、誌面にもフルカラーの舞台写真グラビアが主要な役者さんにつきおひとり1ページずつ載っているため、好きな写真があるとついつい手に取ってしまいます。
しかしながら少し大きめのサイズで、カラーボックスの種類などによっては高さが邪魔をして入らないこともあるという、なかなか難しい品物でした。
今回も無印良品の商品を活用しようと思い、ポリプロピレンファイルボックス A4用に収めてみたところ、これがなんとぴったり。ひと箱につき15冊ほど収まります。
ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー 約幅15×奥行32×高さ24cm 通販 | 無印良品
このボックスをいくつか並べてブックエンドで挟み簡易の本棚にしてみたところ、さっぱりとした良い雰囲気です。さすが無印良品であります。
余談ですが、数十年前の演劇界もまた非常におもしろいものです。厳しい劇評や演目研究などが盛り込まれていて、当時の歌舞伎界の空気が生き生きと立ち上ってきます。
銀座の蔦屋書店で読むことができるほか、稀にブックオフなどで破格にて売られていることもありますので、この事態が落ち着きましたらぜひチェックなさってみてくださいませ。
また今週はNEWシネマ歌舞伎「三人吉三」を見て、心をがしがしと揺さぶられました。
拝見してからしばらく経っても、何かとてつもない哀しさのようなものがずっと胸の中にあり、「三人だから生きられた」というコピーを噛みしめておりました。
世の中の端をギリギリの状態で生き延びてきた三人にとって、ようやく訪れた平穏があのラストなのかもしれないと思うと、その儚さ美しさが胸に迫ります。舞台の上で描かれているものだけでなくて、それぞれの人生を細部まで想像させるようなお三方の芝居は素晴らしかったなとつくづく思います。
素晴らしい芝居を拝見し、来週も引き続き何か芝居の映像を見たいなあという思いに駆られております。所蔵のものを少し掘り返してみようと思います。