あさって15日は8月の歌舞伎座公演
八月花形歌舞伎のチケット一般発売日です!
新型コロナウイルス感染拡大防止による三月公演の全日程中止から実に五カ月、この日を今や遅しと待ちわびておりました…!
公演の詳細
一般発売日
7月15日(水)10:00~
会期・上演時間
2020年8月1日(土)~26日(水)
第一部 11:00~
第二部 13:45~
第三部 16:15~
第四部 19:00~
休演日:7日(金)17日(月)
チケット料金
一等席 8,000円
二等席 5,000円
3階席 3,000円
1階2階桟敷席・4階幕見席はなし
みどころ
今回の公演は
幕間なしの各部総入れ替え
というスタイルが取られているので、チケット一枚につき一つの幕のみを見ることになります。自粛期間中にご興味をお持ちになり初めて歌舞伎をご覧になる方もおいでかもしれませんので、一つずつ一言でポイントをご紹介したいと思います!
第一部 連獅子
紅白のふわふわとしたかつらを振り回すザ・歌舞伎という舞踊
出演:愛之助さん・壱太郎さん
第二部 棒しばり
狂言をもとにした愉快なコメディー お二人の兼ね合いが魅力
出演:勘九郎さん・巳之助さん
第三部 義経千本桜 吉野山
桜満開の吉野山を「さむらい実は狐」と静御前が旅する舞踊
出演:猿之助さん・七之助さん・猿弥さん
第四部 与話情浮名横櫛
死んだと思っていたワケアリの恋人と再会してしまう大人の恋物語
主な出演:幸四郎さん・児太郎さん
…といった具合であります。どれも古典の人気演目で、それぞれ全く異なるテイストでありながら「歌舞伎を見たなあ」という実感を得られるものです!
このすえひろが個人的に特におすすめしたいのは第三部でしょうか…
「吉野山」は大道具や衣装などの視覚的魅力ももちろんのこと、音楽的にも素晴らしい一幕であります。初めての方にはぜひ義太夫節の名文句と重厚感あふれる音に、生で触れていただきたいなと思います!
今回の公演は感染防止策として4階の幕見席は販売されません。
つまり、事前にチケットを買っておかねばならぬというわけで大変緊張しておりましたが、空席状況を見るに初日以外は三階席でも比較的余裕があるようです(13日夜時点)
しかしながらお求めの方にはこまめなチェックをおすすめいたします。
今回は以前の公演とは勝手が違いますし、さまざまな事情からお出かけになれない方も大勢おいでのことと思いますが、とにもかくにも「芝居の幕が開く」というだけでも大きな一歩ですよね。
先日の配信で孝太郎さんがおっしゃっていたように公演の安全性を証明し他の劇場の再開へとつなげることができるよう、私たち観客の側でも体調不良を押して劇場へ出かけたりせず、歌舞伎座発信のきまりをきっちりと守って過ごしてまいりましょう。
体調不良であったり、心配や事情の変化からチケットを手放したいときにもチケトレなどが用意されていますので、私ももしもの時には活用したいと思います!