今日は、国立劇場第二部の新型コロナウイルス感染について、ひとつ良い情報がもたらされましたね。
濃厚接触者の片岡仁左衛門ほか出演者及び舞台スタッフ計9名について、管轄の保健所によりPCR検査が実施されました。その結果、全員陰性であることが確認されました
とのことであります。
70代後半以上である仁左衛門さんも東蔵さんも陰性とのこと、本当に良かったですね。。ファンの端くれとして涙が出るほど安心しました。罹患中の孝太郎さんが一日も早く回復され、後遺症などもなく元気に舞台復帰なさることを切に願っております。
仁左衛門さんのご様子については京都新聞の記事にも掲載されていて「現在も健康で、」と添えられています。
「現在も健康で、」…素晴らしい言葉です。心配のあまり近ごろ寝つきが悪かったのですが、これでぐっすり眠ることができそうです。。
それにしても、どんなに気を付けていても知らぬ間にどこからか感染してしまう方がいらっしゃる一方で、舞台の上で大きな声を出して近づき合いながらどなたにも感染しない場合もあるというのは本当に不思議なものですね。
新型コロナウイルスという存在とももうすぐ一年あまりの付き合いとなってしまいますが、いまだ得体が知れないなあと不気味に思います。
歌舞伎座・南座の代役情報
またこの影響により、濃厚接触者と認定された出演者の方々を含めた休演・代役の情報が発表されていました。具体的には南座吉例顔見世興行の仁左衛門さん、孝太郎さんと、歌舞伎座十二月大歌舞伎の玉三郎さんです。
南座は5日(土)6日(日)
www.kabuki-bito.jp
そして歌舞伎座は1日(火)~7日(月)
と、今のところは発表されています。
玉三郎さんも濃厚接触者に認定されていたというのは、本当にショッキングな情報でした…PCR検査では陰性で体調の変化もないとのことで安心いたしましたが、このような状況での劇場運営というのは外部から想像する何倍もの厳しさがあるのであろうなと思われます。
それにしても、この短期間で代役として舞台に立たれる方々はすごいですね。長年の蓄積のたまものであるなと感動します。個人的には、錦之助さんの熊谷次郎直実がかなり貴重であるなと思い、ぜひ映像に残してくださらないかなと思っております。
初日近くで、当初の配役でのお出かけの予定を楽しみになさっていた方にはさぞや残念なことと思われます…しかしながらもうこればかりは仕方がないことですね。。
今日の東京の新規感染者は570人とのこと。この状況では、こういった可能性を常に念頭に置く必要があるのだなと思わされました。本当に先が見えず、暗い気持ちになってしまいますが、このような状況にあっても様々な楽しみを届けてくださる皆様のことを思うと元気がでてきます。とにかく手を洗って洗って、乗り切りたいと思います。